タイのチェンマイに、チェンマイ国際空港をベースにしたカーンエアー(Kan Air)というリージョナル航空があります。
キャッチフレーズは「Flying with Nature」、自然と共に飛ぼう。
プロペラ機のビーチクラフトとセスナ208を1機ずつ所有していて、現在チェンマイから、ナーン、パイ、メーホンソーン、ピサヌロークのタイ北部4都市に就航しています。
このカーンエアーが現在、フルムーンパーティーで知られるタイ南部のパンガン島(コ・パンガン)東部に空港を建設しています。
お隣のサムイ空港はバンコクエアウェイズがプライベートで持っている空港なのですが、それと同様に民間航空所有という形になるようです。
より大きな地図で パンガン空港 (Koh Phangan Airport) を表示
1,100mの滑走路と簡素なターミナルが造られることになっていて、新機材を導入した上でバンコクのドンムアン空港とパンガン島を結ぶ計画とのこと。
当初は2013年下半期にも開港する予定でしたが、5月時点で以下のような状態なので当然間に合わないでしょうね。
(Photo by Kohpanganairport.com)
(Photo by Kohpanganairport.com)
YouTubeには3月末時点での様子を撮影した動画も上がっています。
投稿者は「8ヶ月も全然進展がないんだけど、計画中止なの?」と書いていますが、先日のバンコクポストによるカーンエアー・オーナーへのインタビュー記事では、「パンガン空港は建設している最中」と語っているので、今のところプロジェクト自体が消滅したわけではなさそうです。
同社は、格安航空会社のベトジェットエアがタイに設立するというタイ・ベトジェットエア(関連記事)の合弁企業先となる話もあり、今後色々とニュースで目にすることになりそうです。