シンガポールからマレーシアのイポーまでファイアフライ(Firefly)のFY3542便を利用したので紹介します。
プロモーション時に予約し、料金は諸経費込みで56.34シンガポールドル(約4,630円)でした。この航空会社は頻繁にプロモーション・キャンペーンを行なっていて、その際には格安航空会社並みの料金がでていることが多いので狙い目です。
ファイアフライのチェックインカウンター。シンガポール・チャンギ国際空港ではターミナル2を使用。
出発の1時間45分前にチェックインカウンターに到着。待ち時間は5分程度で済みました。LCCではないため20kgまでの預け入れ荷物は無料です。
チェックインは出発の45分前まで、搭乗ゲートは出発の15分までにクローズするとの表示。
搭乗ゲートのF53へ。待合室に入ると、前便到着遅延の影響を受け、当便も出発が遅れるというアナウンスが入ります。結局搭乗が開始されたのは予定より50分遅れの午前9時40分頃でした。
チャンギ空港ターミナル2の出発案内表示。
今回のフライトは親会社であるマレーシア航空との共同運航便(MH9858)で、機材はプロペラ機(ターボプロップ)のATR72。沖止めされているので駐機場まではバスで向かいます。
近づくと、巨大なチャンギ空港にあってその機体の小ささがひときわ際立ちます。
隣に駐機していたタイガーエアのエアバスA320が大きく見えるほど。機体後部からタラップを使い搭乗。座席配列は2‐2の全72席。
同社のコーポレートカラーはオレンジで、機材や客室乗務員の制服・スカーフなども同系色で統一されています。かなり華やかな印象。
この日の搭乗率は9割程度。内訳は西欧系が約2割、あとはアジア系という感じでした。
各座席や頭上の収納棚には広告が付けられている。
天気も良くフライト中は非常に穏やか。安定飛行後、ドリンクとスナックのサービスがありました。
到着の少し前にアナウンスが流れ、マレーシアでは保安検査が強化され、全ての国際線乗客に対し指紋採取を行なうとのこと。当然、マレーシア航空MH370便のケースを受けての措置だと思います。
フライト時間は予定通り1時間40分ほど。出発時の遅延の影響もあって、定刻より50分ほど遅れてイポー空港に無事到着しました。
イポー空港のターミナル。
入国審査はあっさり通過したものの、荷物検査のほうは結構厳密にやっていて、自分もスーツケースを隅々まで調べられる羽目に。担当官の1人がDVDを見つけ「これは何だ?」と聞くので、第2次大戦中のマニラ市街戦についてのドキュメンタリーだけど、と言うとなぜか全然信じていない様子。
その後細かく説明し、中身を確認してもいいよと言ったら、まあいいかという感じでようやく通してもらえました。
最後に空港でけちはついたものの、フライト自体は快適でした。ファイアフライはマレーシア航空の子会社ということもあって、今はかなりタフな時期だとは思いますが、頑張って欲しいですね。