タイを訪れた日本人、2014年は約127万人と大幅に減少

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タイ観光局(Department of Tourism)が、昨年1年間にタイに入国した外国人旅行者数を発表しています。

バンコクの国立博物館

2014年はタイの政局が混乱していたことが大きく影響したようで、総数2,478万人と、2,655万人だった2013年に比べ6%以上のマイナスとなっています。

日本人旅行者も大幅に減り、約127万人に留まりました。154万人を記録し過去最高だった2013年と比べるとマイナス17%で、他国と比べても特に下落幅が大きいのが目立ちます。

国籍・出身地別で見た場合、昨年タイを最も多く訪れたのは中国人(香港を含まず)で、およそ462万人。次いで隣国のマレーシアからが約264万人となっています。

日本人はロシア人に次いで4番目というのは2013年と変わりはないものの、5番目の韓国との差が15万人程度にまで縮まってきています。

国・地域別のトップ10は以下のような結果に。

タイへの国籍別入国者数(2014年)

順位 国・地域名 入国者数
1 中国 4,623,806
2 マレーシア 2,644,052
3 ロシア 1,603,813
4 日本 1,265,307
5 韓国 1,117,449
6 インド 946,269
7 ラオス 934,253
8 イギリス 909,335
9 シンガポール 864,681
10 オーストラリア 835,517

(出典: タイ王国 観光・スポーツ省観光局)

今年はとりあえず政治的な大きな混乱はなさそうなので、タイを訪れる日本人旅行者もある程度回復するのではないかと思います。その他、プラス面では燃油サーチャージ減額・廃止が、マイナス面では円安ということが挙げられるのではないでしょうか。