GrabTaxiによるライドシェアサービス、GrabHitch(グラブヒッチ)

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タクシー配車アプリのGrabTaxi(グラブタクシー)がシンガポールで新たなサービス、GrabHitch(グラブヒッチ)を開始しています。

http://hitch.grabtaxi.com/

最近日本でも徐々に話題となりつつあるライドシェアリング(相乗り)の一種で、一般のドライバーが自分の車を使い、対象となるユーザーを乗せて目的地まで一緒に向かうというものです。

金銭のやり取りが発生するこういったライドシェアは日本では白タク行為とみなされてしまうようですが、シンガポールでは既にRYDEなど先行するサービスも展開されていて、GrabHitch公式サイトでもその合法性については以下のように回答しています。

Yes we are fully legal and in complete accordance with Singapore’s regulations. LTA through the Road Traffic Act has made it possible for drivers to be compensated for providing carpooling services as of March 2015.

このGrabHitch、乗客側として利用する分には特に制限はありませんが、ドライバー側になるためには21歳以上、1年以上の運転経験、自分の車を持っているなどの条件を満たす必要があるとのこと。

国土も狭く、タクシー以外にMRTやバスなどの公共交通機関が発達しているシンガポールで、ライドシェアがどの程度需要があるのか疑問はありますね。

安全性などクリアにすべき問題も多そうですが、日本でも先月行われた国家戦略特別区域諮問会議で過疎地でのライドシェアが議題に上がっているとのことで、この分野も規制緩和の方向に向かっていくのかもしれません。

関連リンク: 第16回国家戦略特別区域諮問会議(議事要旨) (PDF)