スクート 成田―バンコク TZ291便 搭乗記

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成田からタイのバンコクまで格安航空会社スクート(Scoot)のTZ291便を利用したので紹介します。

当日は午前7時半に京成の空港第2ビル駅に到着。TZ291便は午前10時発なのでだいぶ時間に余裕があります。スクートは格安航空会社ですが、成田空港では第2ターミナルを使用。

前夜ウェブチェックインをしようと思い公式サイトをチェックしたところ、Web上からチェックインが可能なのはシンガポールのチャンギ空港発便のみで、今のところ成田を含め他の空港では対応していないとのこと。残念。

スクート – チェックイン

素直にチェックインカウンターに並ぶしかありませんが、Bカウンターに近づくとそこだけかなりの列ができているのが目に入ります。

成田空港ターミナル2 スクートのチェックインカウンター
エリアからはみ出るほどの行列。相当待たされそう

順番を待っている間、周りから聞こえてくるのはタイ語ばかり。平日ということも影響しているのでしょうが日本人の姿は少なく、ほとんどがタイからのツアー客のようでした。

皆さん結構大きな荷物・土産物を抱えていて、中でも目についたのがanello(アネロ)というブランドのかばんを持った人の多いこと。

アネロ(anello)のリュックを背負ったタイの女の子
anelloのリュックを背負ったタイの女の子

老若男女問わず、グループ全員がこのブランドという人たちもいました。タイ人の間でこのブランドが流行っているとは聞いてはいましたが、正直ここまでとは。これにオニツカタイガーのスニーカーを履けば典型的な日本旅行帰りのタイ人の格好が出来上がり。ただ、飽きっぽいタイ人のことなのでこういった人気がいつまで長続きするのか興味深いところです。

Galaxy Note7に対する注意表示
Galaxy Note7に対する注意表示

そうこうしながら40分ほど待ってようやく搭乗手続きが終了。乗る前から疲れました。ぜひ、日本発の便でもウェブチェックインができるよう改善して欲しいですね。

保安検査・出国手続きに向かいますが、こちらはガラガラであっという間に終了。

今回の搭乗口は88番。サテライトの一番端。途中、動く歩道のない場所もあってメインターミナルからだと結構遠く感じます。

成田空港第2ターミナル 88番搭乗ゲート
88番搭乗ゲート

ボーディングパスでは搭乗開始予定時刻は9時15分となっていましたが、到着便が若干遅れた影響で実際に搭乗が始まったのは9時25分頃。

スクートのボーイング787-8型機
スクートのボーイング787-8型機

よく見ると、機首部分には愛称でしょうか「八宝」と書かれていました。88番ゲートから乗る飛行機の名前が八宝とは、何か縁起が良さそう。

機内に入ってみるとエコノミーのスタンダードシートはほぼ満席の状態。ストレッチシートやビジネスのほうは空いているようで、有償でのアップグレードを募っていました。追加料金はスクートビズの場合は160シンガポールドルとのこと。

機内の様子
機内の様子

ドアクローズはほぼ定刻通り。ただ、滑走路混雑のため、離陸まで20分程かかるとのアナウンスが入ります。

座席間隔は広め
座席間隔はLCCとしては広め

水平飛行後、すぐにタイの出入国カードが配られます。続いて食事タイム。

機内誌
機内誌と機内食メニュー

自分は朝食をたっぷり採ってきたせいかあまり食欲もなく、結局6時間のフライト中は何も食べませんでした。

ドリンク類
ドリンク類は一律4シンガポールドル

シンガポールの航空会社なので、シンガポールのローカルフードを取り扱っているのも特徴。

シンガポールのローカルフードも
プリオーダーメニューには海南鶏飯(チキンライス)やラクサなども

スクートでは原則、飲み物や食べ物の機内持ち込みが禁止されているのですが、ペットボトルの水やお茶などを持ち込んでいる人がかなりいましたね。乗務員たちも見かけても特に注意することは無くスルーという感じ。フライトによって対応が違うのかもしれませんが、今回の自分たちの便に限ればこれについてはノーチェックでした。

機内Wi-Fi
機内Wi-Fiは5ドルから

たまたま隣に座っていたのは前述のタイ人ツアーを率いているガイドの方。少し話をさせて貰ったところ、タイ人に対するビザ免除が開始された3年前から急激に仕事が増え、現在は最低でも1か月に2回、多いときは4回も日本に来ているとのこと。今回のツアーは全部で33名が参加し、5日間で東京、鎌倉、富士山を周遊。料金は2万9千バーツ(約8万5千円)だそうです。

もっと安いツアーもあるとのことでしたが、これぐらいなら十分出すことができるタイ人が増えたということでしょうね。

スクートの機内

フライト自体は比較的平穏で、機内も非常に静か。途中気流の悪い場所を通るとのことでシートベルトサインが30分ほど点灯したままになりましたが、特に大きな揺れも無く通過。

出発時の遅れがそのまま響き、定刻から約20分の遅延で無事にバンコクのドンムアン空港に到着。自分が搭乗したのはここまでですが、このTZ291便はこの後、最終目的地であるシンガポールに向けて飛び立っていくことになります。

スクートのフライトアテンダント
今回お世話になったフライトアテンダント

この路線には日本人乗務員も一人いるとのことだったので、言葉の面で不安のある方も心配はいらないと思います。