ベトジェットエア ホーチミン―ヤンゴン(VJ831便)搭乗記

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ベトナムのホーチミンからミャンマーのヤンゴンまで格安航空会社ベトジェットエア(Vietjet Air)のVJ831便を利用しました。

現時点でこの2都市を結ぶ唯一のLCC直行便。デイリー運航されていることに加え、ホーチミン発が午前10時25分、ヤンゴン到着が午後0時10分とスケジュール的にも非常に使いやすく両都市を一度に訪れようと思っている方にはおすすめです。

航空券はセール期間中に公式サイトで購入し、諸費用込みで約6千円でした。

当日は午前9時少し前にタンソンニャット空港の国際線ターミナルに到着。

タンソンニャット国際空港の出発フロア

前夜、Webチェックインをしようと試みたのですが、ベトジェットエアではハノイ、ダナン、ホーチミンの3空港を出発する国内線のみが対象となっていました。素直にチェックインカウンターに並びます。

チェックインカウンターの並ぶ出発フロア

タンソンニャット空港での同社のカウンターは、バンコク行き、高雄行き、台南行きなど目的地ごとに別れていたため利用する際には注意が必要です。この日はどの列もかなり混雑していました。

チェックインカウンターは長蛇の列
チェックインカウンターは長蛇の列

40分ほど待ってようやく自分の順番が。ミャンマーのビザと次の目的地への航空券の提示を求められたのでパスポートと共に女性スタッフに手渡します。

彼女はしばらくパスポートをパラパラとめくっていたのですが、突然驚いたような口調で「ベトナムの入国スタンプが見当たらない」と言い出します。そんな訳はないだろうと思いつつベトナムだからあり得るかもと、返されたパスポートを慌ててチェック。

よく見ると、他の出入国スタンプとは全く離れたかなり後ろのページに1つだけぽつんと押してありました。まったくもう、なんでこんな場所に。かなり焦ったので、今度から入国した際には必ず確認しておこうと思いましたね。

何はともあれ、無事に搭乗券を受け取ります。

ベトジェットエアの搭乗券

出国審査場も多少の列ができていて通過するのに10分程かかりました。最後に保安検査。全員、靴も脱ぐよう指示されます。セキュリティチェックに関してはベトナムの各空港は東南アジアの中ではかなり厳格。

タンソンニャット空港のエアサイド
制限エリア内

想定外に時間がかかったため既に搭乗開始時刻を過ぎています。

搭乗ゲートへ
急いで搭乗ゲートへ

今回は22番ゲート。21~25番はいわゆるバスゲートで地上階に位置。ようやく着いたものの、まだ搭乗は始まっていない模様。

階下へ
階下へ

少し待っていると放送があり、ヤンゴン行きは出発が10時45分に遅延するとの内容。ほっと一息。

22番搭乗口
22番搭乗口

10時30分になって搭乗開始のアナウンスが入ります。

バスで飛行機まで移動
バスで飛行機まで移動

今回、自分は後ろから3番目の席だったため、後方のドアから乗りこみます。

ベトジェットエアのエアバスA320型機
ベトジェットエアのエアバスA320型機

ざっと見渡した限りでは搭乗率は8割程度。ベトナムとミャンマーって直接的にそれほど行き来が多くないように思っていましたが、結構利用者はいるものですね。

出発前の機内の様子
出発前の機内の様子

11時過ぎに出発。結局、当初予定より約40分の遅れ。

機体自体はそれほど古くないと思うのですが、シートまわりはかなりへたっていました。

年季の入った座席

自分の席もリクライニングが壊れていて、後ろに倒せない状態。まあ、短いフライトなので我慢しましたが。

フライト中の様子

水平飛行後、すぐにミャンマーの入国カードと税関申告書が配られます。

ミャンマーの出入国カードと税関申告書

LCCなので機内食は当然有料。ちょうどお昼時だったこともあってかなりの人が注文しています。自分もナシレマと水をオーダー。両方で14万ドン(約700円)。

機内食メニュー
機内食メニュー

ベトジェットエアの機内食はメニューは同じでも国際線と国内線で料金が大きく異なっているのが特徴。

ドリンク類のメニュー
ドリンク類

国内線だと機内食は200~300円、水・コーヒーなどのドリンク類も100円程度。国内線に乗った際にはお得だと思います。

機内食

支払いはベトナムドンか米ドルのどちらか。クレジットカードは使えませんでした。

ナシレマ
ナシレマ

ナシレマの味は悪くはないものの、個人的にはエアアジアのナシレマの方が好きですね。食後には追加でホットコーヒーまで頼んでしまいました。

ホットコーヒー

天候は安定。最後までほとんど揺れもなく快適なフライトでした。

ヤンゴン国際空港に到着

午後0時45分にヤンゴン国際空港に到着。ベトナムとミャンマーの間には30分の時差があるため、実際の所要時間は約2時間15分ということになります。

ベトジェットエアのキャビンクルー
ベトジェットエアのキャビンクルー

着陸後、機内ではポップミュージックが流れ始めます。1曲目はMichael Learns to RockのTake Me To Your Heart。西欧では人気は無いものの東南アジアでは知名度が高いグループで、以前自分がタイに住んでいた頃に大ヒットした曲なので非常に懐かしい。

到着

もう1つは知らない歌でしたが、後で調べてみると香港のフィオナ・フォンという歌手のProud of youという曲。どちらもまあBGM向きの曲だとは思いますが、なぜかずっとこの2曲だけがリピートされていたので飛行機を降りてからもしばらくフレーズが頭から離れずにちょっと困りました。

Take Me To Your Heart – Michael Learns To Rock
Proud of you – Fiona Fung

ヤンゴン国際空港に到着

ベトジェットエアはヤンゴンではターミナル2を使用しています。

到着フロア

空港から市内ダウンタウン中心部まではタクシーで8,000チャット(約800円)。所要時間は道路状況によりますが30分~1時間ほどです。

空港からタクシーで市内へ
空港からタクシーで市内へ

今回のフライトは多少遅れましたが、特に急いでいなかったため全く問題なし。ベトナム~ミャンマー間を安く移動するにはもってこいの方法なので、今後もこの路線がなくなることが無いよう願いたいですね。