タイのtrueが販売しているTRAVEL SIM ASIAをインドネシアで使ってみました

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タイの通信会社TrueMove H(トゥルームーブH、通称トゥルー)が今年発売を開始したTRAVEL SIM ASIAというSIMカードをインドネシアのバリ島で使ってみました。

trueのTRAVEL SIM ASIA
trueのTRAVEL SIM ASIA

タイの海外旅行用プリペイドSIMというとライバルのAISが出しているSIM2Flyが人気ですが、これもそれと同様にローミングを利用したSIMで、タイでの販売価格は399バーツ(約1,300円)。

有効日数は使用開始から8日間(192時間)。3Gや4Gのデータ通信が4GBまで高速利用できます(それ以後は通信速度128kbpsに制限)。日本国内でも既にAmazonなどで購入することが可能となっています。

TRAVEL SIM ASIAの対象国は、日本、中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシアの7か国・地域(2017年6月時点)。主に東アジア中心のラインアップです(なぜか、公式リストには無いマレーシアのクアラルンプールでも使えましたが)。

2017年9月6日更新:現在は日本、中国、韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、インドネシア、カンボジア、ミャンマー、フィリピン、マレーシア、カタールの13か国に対応。

一方のSIM2Flyは、日本、韓国、台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマー、ラオス、オーストラリア、ネパール、インド(一部エリアは対象外)の計14か国・地域ということで、カバーしているエリアではSIM2Flyが上回っています。

2017年9月6日更新:現在はこれに加え、インドネシア、カタール、スリランカにも対応。

AISのSim2Fly
AISのSIM2Fly

ただ購入時点ではインドネシアはSIM2Flyの対象国に入っていなかったため、今回はTRAVEL SIM ASIAの方を選択したという次第です(2017年7月追記: Sim2Flyもインドネシアで使えるようになりました)。

SIMカードはスタンダード、マイクロ、ナノの3サイズに対応。APNが自動設定されない場合は以下の通り。

名前: TRUE-H INTERNET(またはtrue)
APN: internet
ユーザー名: true
パスワード: true
認証方式: CHAP

自分はGlocalMeのU2というルーターにSIMを刺すというやや変則的な使い方をしていたのですが全く問題なく使えました。

ルーターのGlocalMe U2
GlocalMe U2

このルーター、短期間で複数国を回るような場合には非常に便利です。特徴・スペックなどはshimajiro@mobilerさんによる以下の記事が詳しいのでぜひ参考に。

セカイルーター新モデル「GlocalMe U2」発売、ディスプレイなしで薄型軽量化

インドネシア・バリ島滞在中の接続状況ですが、外国人旅行者がよく行くクタ、レギャン、ウブドなどで速度を測ってみたところおおむね下り5Mpbs~10Mbpsの範囲内というところで安定。

接続速度テスト
接続速度テスト

Wi-FiアイコンがONになっているのは前述の通りルーター経由のため。接続速度はすごく早いというわけではないものの、特別な使い方をするのでなければまあ十分と言えるスピードでした。

夕方のレギャンビーチ
夕方のレギャンビーチ

対象国がまだ少ないのが欠点ですが、SIM2Flyが使えないインドネシアや中国でも使えるというのは貴重ではないかと思います。SIM2Flyの方も発売後から徐々にエリアを拡大していますし、trueのTRAVEL SIM ASIAも今後使える国・地域が増えていくことを期待したいですね。