インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省が2011年にインドネシアを訪れた外国人数を発表しています。
全体の訪問者はおよそ720万人で2010年と比べると9.62%のプラスでした。国籍別の上位10カ国とその訪問者数は下記のとおりです。
順位 | 国・地域名 | 訪問者数 | 2010年比 |
---|---|---|---|
1 | シンガポール | 1,248,607 | +10.60 |
2 | マレーシア | 1,037,310 | +0.26 |
3 | オーストラリア | 886,495 | +21.28 |
4 | 中国 | 504,749 | +19.75 |
5 | 日本 | 415,088 | +2.24 |
6 | 韓国 | 302,184 | +7.24 |
7 | 台湾 | 203,536 | +6.49 |
8 | アメリカ | 194,398 | +13.33 |
9 | イギリス | 193,934 | +3.73 |
10 | フランス | 170,532 | +7.74 |
公式発表にはジャカルタ、バリ島など地域別の訪問者数も出ているのですが、それを見ると非常に特徴があることに気付きます。
一番目に付くのは全体では3位のオーストラリアが、ことバリ島のみに限るとダントツのトップで、その数約63万人という数字です。
それに続く中国人が約23万人、日本人は約18万人ということを考えると、オージーたちがいかにバリ好きなのかがはっきりしますね。
シンガポール人やマレーシア人はジャカルタ、バリ島以外の地域への訪問者が目に付きますが、これは地理的に近いボルネオ島、スマトラ島、ビンタン島、バタム島などへの訪問者が多いからでしょう。シンガポーリアンにとってビンタン島などは船で行く事のできる定番のリゾート地ですしね。
日本人はジャカルタ、バリ島ともに上から3番目という結果で、ビジネス客・観光客のバランスが取れているという感じでしょうか。
インドネシアへの日本人訪問者数は東南アジア全体で見ると、タイ(112.6万人)、シンガポール(65.6万人)、ベトナム(約48.1万人)に次ぐ4番目ということになります。以下、マレーシア(約38.7万人)、フィリピン(約37.5万人)が僅差で続いています。