フィリピン・マニラからシンガポールまでセブパシフィック航空(Cebu Pacific)の5J807便を利用したので紹介します。
同航空会社はニノイ・アキノ国際空港のターミナル3(NAIA3)を使用。ターミナル入口ではまずセキュリティチェックを受ける必要があります。
注意書きにもあるように、間違っても”BOMB JOKE”は言わないように(笑)。
夕方の渋滞を見越して少し早めに出てきたこともあってチェックインカウンターの列はまだわずか。
Webチェックイン済みだったので、Bag Dropとの表示のあるカウンターで手続きをします。
バゲージドロップカウンター。
国際線の場合、出国前に空港施設使用料(空港税)として550フィリピンペソが徴収されます。
ペソの用意をお忘れなく。
出国審査を問題なく終え、今回のシンガポール行きが出発するゲート111に向かいます。
ゲート案内表示。
前便遅延のため予定より約20分ほど遅れた21:15に搭乗開始。
機材はLCCでは見慣れたエアバス320(座席配列3‐3)。シートは革張りですが、だいぶへたっていました。
機内に入ると7割程度は埋まっている感じ。
たまたま自分の隣2席は誰もいなくて3席独占できました。ラッキー。
しかし、ドアがクローズされ機体が動きはじめたころ、いきなりの豪雨。誘導路を進むにつれ雷鳴も轟き、雨・風共にますます激しくなっていきます。
これは離陸するのはちょっと厳しそうだなあと思っていると、機長から「天候が回復するまでこのまましばらく待機する」とのアナウンス。
あと少し早ければ離陸できたのでしょうが、こういう状況で無理に離着陸しての事故が多いのでむしろほっとします。
どうせ南国特有のスコールで30分もすれば止むだろうと思っていましたが、この時は1時間経っても一向に降り止む気配がありません。結局1時間10分ほど待った後、再度アナウンスが入り、給油のため一旦ターミナルまで戻るとのこと。
再びターミナル3に向かって逆戻り。エプロンに到着すると機内は再び点灯され、給油作業も開始されます。
かなりの乗客が日清カップヌードル(シーフード味)を買いはじめたので、機内にその匂いが充満します。自分も当然誘惑に負け購入。80ペソ也。
地上にいるうちに機内食を食べることになるとは・・・。
この間に機長はじめ乗務員は総入れ替えをしますが、我々は機内で待機。
乗客の大半はフィリピン人でしたが、誰一人文句を言うわけでもなく皆さん静かに待っています。のんびりとした国民性というのもあるのでしょうが、正直民度が高いなあと感じましたね。
再給油が済むころにはようやく雨も小降りに。
深夜12時を少しまわったころ遂に離陸。水平飛行後、日清カップヌードル(また!)と水が今度は無料で全員に配られました。
機内誌のスマイル(smile)。時間だけはあったので隅々まで読了。
新しい機長のアナウンスでは、シンガポールまでは穏やかなフライトになることが予想されるということだったものの、実際にはかなり揺れ、シートベルト着用サインがほぼ付きっぱなしの状態。横にもなれず、ほとんど眠れませんでした。
結局予定より3時間遅れの午前4時少し前にシンガポールに到着。機内には合計6時間半留まっていたことになります。さすがに疲れました。
乗務員・スタッフ達もお疲れ様。
東南アジアの多くの場所ではこれから本格的な雨季入りですね。この地域の天候の苛烈さを体感できたある意味貴重なフライトでした。
チャンギ国際空港ターミナル2。
チケットは預け入れ手荷物料金400ペソなどを含め合計4,390ペソ(約1万円)。直前になって予約したのでこの値段でしたが、プロモーションを狙えばもっと安く買えると思います。