エアアジア・ゼスト、中国政府によるフィリピン渡航自粛勧告を受け一部路線を運休へ

シェア

中国政府がフィリピンに対する当面の渡航自粛勧告を出したことにより、フィリピンの格安航空会社エアアジア・ゼスト(AirAsia Zest)は本日より中国路線の一部運休を決定しています。

今回休止されたのは、カリボ―上海線とカリボ―北京線の2路線で、下記のように既に「該当フライトなし」になっています。

両路線はリゾート地のボラカイ島へ向かう中国からのインバウンド需要がほとんどでしょうから、渡航自粛措置の影響を最も受けていると思われます。

また、フィリピン現地メディアなどの報道によると、セブパシフィック航空とタイガーエア・フィリピンも今月から今年12月末までに予定されていたフィリピン~中国本土間のチャーター便のうち、既に149便をキャンセルすることを決めたようです。

エアアジア・ゼストのエアバスA320型機
(Photo by Diego Diego Roxas)

両社はいまのところ定期便についてはこれまで通り運航するとのことですが、今回の措置が長引けば、他航空会社も含め、今後路線の運休・減便の流れが拡大していくことも予想されますね。