インドネシア政府が日本人旅行者に対するビザ免除措置を計画しているようです。
ジャカルタポスト(The Jakarta Post)などの報道によると、同国を訪れる外国人旅行者を増やすことが最大の目的で、今回査証免除対象国として名前が挙げられているのは日本のほかオーストラリア、中国、ロシア、韓国の5カ国。
ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港のビザ・オン・アライバル(VOA)取得カウンター。
同国観光クリエイティブエコノミー省のデータによると、昨年一年間にインドネシアを訪れた外国人旅行者の国別ランキングは以下のようになっています。
国名 | 訪問者数 |
---|---|
シンガポール ![]() |
1,379,596 |
マレーシア ![]() |
1,239,219 |
オーストラリア ![]() |
938,279 |
中国 ![]() |
747,921 |
日本 ![]() |
479,305 |
韓国 ![]() |
324,560 |
(出典:インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省)
隣国のシンガポールとマレーシアについてはアセアン加盟国同士ということで既にビザは不要。
それに続くオーストラリア以下の4カ国がビザ免除対象予定となっていることがわかります。このランクに入っていないロシアについては、バリ島などビーチエリアを中心に観光客が急増しているというのが理由のひとつだと思います。
インドネシア政府は、現在年間900万人程度である外国人旅行者数を2020年には2,000万人までに倍増させたいという目標があるようで、今回の措置が実現される可能性は高そうです。
なお、shimajiro@mobilerさんの以下の記事のようにインドネシアの到着ビザ(VOA)は今年7月に35ドルに値上げされています。