タイの格安航空会社、タイ・ライオンエア(Thai Lion Air)は、2014年12月15日よりバンコク発着の国内線5路線を増便すると明らかにしています。
対象となるのはチェンマイ、ハジャイ、ウドンターニー、スラータニー、クラビーの各路線で、チェンマイ線とハジャイ線は1日8便、ウドンターニー線は1日4便、スラータニー線とクラビー線は1日3便と、それぞれ現在よりも1日あたり1~2便ずつの増便となります。
航空関連の情報を分析しているCAPAのデータによると、今年10月時点でタイ国内線として最も提供座席数の多いバンコク~チェンマイ線でタイ・ライオンエアは既に16%のシェアを得ているほか、提供座席数順で3番目のバンコク~ハジャイ線でも25%のシェアを持っているなど、その存在感は急速に拡大しています。
タイ国内線の利用客数の多い路線ベスト5とLCC主要3社の1日あたりの運航便数を調べてみると以下のような結果に(対象日:2014年12月15日)。
路線名 | タイ・エアアジア | ノックエア | タイ・ライオンエア |
---|---|---|---|
バンコク~チェンマイ | 12 | 12 | 8 |
バンコク~プーケット | 12 | 5 | 1 |
バンコク~ハジャイ | 9 | 6 | 8 |
バンコク~クラビー | 8 | 3 | 3 |
バンコク~ウドン | 2 | 8 | 4 |
タイ・ライオンエアは、プーケット線こそ発着枠の関係もあって1日1便のみの運航に留まっていますが、その他の4路線についてはタイ・エアアジアやノックエアともそれほど遜色のない運航頻度となっていることがわかります。
来年以降はここにさらにタイ・ベトジェットエアが加わるということで、タイのLCCによる国内線の競争はますます激しくなっていきそうですね。