コタキナバル国際空港、1月より全ての航空会社がターミナル1を使用

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マレーシアのコタキナバル国際空港を管理・運営するマレーシア・エアポート・ホールディングス(MAHB)は、同空港に就航する全航空会社に対して2015年1月1日よりターミナル1を使用するよう勧告を出しています。

東マレーシアの情報を発信しているデイリーエクスプレス(Daily Express)が伝えているもので、現在は格安航空会社に限って旧ターミナルであるターミナル2の使用を許可していますが、来月以降はエアアジアグループやセブパシフィック航空も、他の航空会社同様にターミナル1からの発着となるようです。

マレーシア航空をはじめとするレガシーキャリアやLCCのマリンドエアは既にターミナル1を使用しているため変更はありません。

エアアジアは、新ターミナルに移ることで国際線空港使用料が現在のRM32からRM65に倍増される点を懸念しているようで、これから1ヶ月以内に移転を完了するのは簡単ではない、というコメントを出しています。

セブパシフィックの場合はマニラ線の1路線のみですが、エアアジアグループは中国本土をはじめ、香港、台北、シンガポール、ジャカルタ、デンパサール、マニラなど数多くの国際線をコタキナバルから運航しているため、その影響も大きいでしょうね。

クアラルンプールのLCCTからKLIA2に移転する際にも同様の問題が生じていましたが、その際にはMAHB側が折れる形で空港使用料をRM32のままで据え置いた経緯があります。但し今回は、既にRM65で運用されているターミナルへの移転ということで、エアアジア側の意見が認められるのは難しい気がします。