ドンムアン空港からバンコク市内中心部へタクシーで向かっていると、雷鳴を伴った大雨が。
高速を降り、スクンビット通りに入るころになっても雨は降り止まないどころかますますその勢いを増している感じに。
道路には水が溢れ出し始めています。
タクシードライバー曰く、「こういうまとまった雨が降り出すのはいつもはソンクラーン開け(4月半ば以降)なんだけどね。今年はずいぶん早いねぇ」。
バンコクは低地に位置している上、排水処理に問題があるので、ちょっと強い雨が降ると至る所でこんな風に道路上で「洪水」が発生することになります。
あきらめモードのトゥクトゥク。
さらにスクンビット通りを東に進むと、水没して動かなくなっている車もちらほらと。
大雨が降ると、どこの通りが低いのか高いのかがはっきりします。
ソイ15のS15ホテル前。
アソークのターミナル21前はそれほどでも。
高みの見物を決め込んでいたら、なにやら足元でゴボゴボとした音が。よく見ると、なんと車内にも水が入り込んできています。
慌ててタクシードライバーにそう告げると、「いやー、この前底を打っちゃって修理に出したんだけど、どっかにまだ亀裂が入ってるんだね~」と他人事。
何とか、タクシー本体も自分も大事に至らず、目的地に到着。あれだけ水が溢れていたのに、2時間後にはあっという間に元のバンコクの街並みの姿に戻っていました。
水が引いた後のスクンビット通り。
バンコクで本格的な雨季が始まるのはまだ1か月以上も先のこと。季節の変化の少ないこの地で、先取りして乾季の終わりを感じることができた一日でした。
雨のあとはバンコクの空気も幾分かはマシな状態に。でも、こういう大雨が降ると水を避けるようにゴキブリをはじめとした虫たちがウヨウヨと歩道上にわいてくるのが実は一番嫌なんですけどね。