バンコクでソイ(小路)の入口などでよく見かけるバイクタクシー。現地ではモーターサイ・ラップ・チャーン(มอเตอร์ไซค์รับจ้าง)または単にモーターサイなどと呼ばれ、渋滞の多いバンコクでは非常にポピュラーな移動手段です。
我々外国人旅行者にとって利用機会はそれほど多くないとは思いますが、道路が渋滞している時や急いでいる時などに何度か使ったことのある方もいるのではないでしょうか。
最近ではきちんと料金表が掲げられていることが多く(ほとんどの場合タイ語のみですが)、意外と明朗会計となっています。
スクンビット・ソイ27入り口の料金表。
BTSアソーク駅やBTSプロンポン駅までは20バーツ、スクンビット・ソイ49やラマ4世通りのビッグCまでは40バーツ、トンローまでは50バーツなど。
スクンビット・ソイ29入り口の料金表。
スクンビット・ソイ25までは10バーツ、スクンビット・ソイ31は20バーツ、ターミナル21は30バーツ、ナナ(ソイ4)まで50バーツ、エカマイ入口まで60バーツなど。
スクンビット・ソイ31入り口の料金表。
ユージニアホテルまで15バーツ、ソイ・カウボーイまでは30バーツなど。
これら料金表をよく見てみると、下にちょっと面白いことが書いてあったのでついでに紹介します。
まず、「料金は省令に従ったもの」とあり、
・目的地までの距離が2km以内の場合、運賃は25バーツを超えてはならない
・その後は1kmにつき5バーツ以上加算してはならない
・目的地までの距離が5km以上の場合、運転手と乗客との間の話し合いで料金を決めることができる
となっています。今回調べた3か所いずれでもこの表記がありましたが、ちゃんと法律で料金が定められているとは知りませんでした。
さらに注意書きが付け加えられていて、目的地までの距離が10km以内の場合、運賃は100バーツ以下が妥当。15kmまでは150バーツ以下、15km以上の場合は両者相談のうえで、などとなっています。
スクンビット・ソイ27(ソイの入口)のバイクタクシー営業許可証。
タイのことですので、実際に全てがこの省令通りに営業されているとは思えませんし、上の料金表でもちょっと高すぎでは?と思うような場所もありますが、一応バンコクのバイクタクシーにも料金についての決まりがある、ということは知っておいて損は無いと思います。