米連邦航空局(FAA)は、12月1日付でタイの航空会社に対する安全基準レベルをこれまでのカテゴリー1からカテゴリー2へ格下げしたことを発表しています。
詳細については明らかにされていませんが、以前から同局が要求していた安全基準を期限内に満たすことができなかったのが原因とのこと。
これによって、今後タイ籍の航空会社によるタイ~アメリカ路線の新設や増便はコードシェア便を含めできないことになりました。既存の路線については制限を受けないものの、現在タイの航空会社による米国への直行便はありません。
地元紙バンコクポストの記事によると、タイは1997年よりカテゴリー1だったということで、18年ぶりの格下げということになります。
アメリカへの乗り入れ禁止措置を受けたことでタイ航空業界全体に対するイメージ低下は避けられず、今後EUなどの審査にも影響しなければよいのですが。
米連邦航空局による公式アナウンスは以下を参照して下さい。