タイの格安航空会社ノックスクート(NokScoot)は、2016年9月23日よりバンコクと中国の大連を結ぶ路線を開設すると発表し、予約受付を開始しています。
運航は週3便(10月末までは一部週2便)で、使用機材はボーイング777-200ER(スクートビズ24席、エコノミー391席)。フライトスケジュールは以下の通りとなっています。
バンコク・ドンムアン⇔大連 (2016年9月23日~)
XW872 DMK02:15 DLC08:20 火・金・日
XW871 DLC09:30 DMK13:45 火・金・日
現在、バンコク~大連間は厦門航空や春秋航空などが経由便を運航(バンコクでは共にスワンナプーム空港を使用)していますが直行便は無く、ノックスクートによるこの便が唯一となります。
航空関連研究機関であるCAPAが先月発表した記事によると、ノックスクートは現在運航しているバンコク~台北線をノックエア(Nok Air)に移管し、自身は中国路線に注力していく計画とのこと。
ノックスクートは当初タイ・エアアジアXと同様に日本や韓国への路線を運航する予定でいましたが、直前になってICAO(国際民間航空機関)がタイに対して「重大な安全上の懸念(SSC)」の指定をしたことで、両国への定期路線開設ができない状態が続いています。
そのため、現在は系列航空会社であるシンガポールのスクート(Scoot)が、シンガポール~バンコク~成田線やシンガポール~バンコク~関空線といった路線を運航し、代替的な措置を取っていますね。
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