クアラルンプール首都圏のMRT1号線が営業を開始

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本日、マレーシアのクアラルンプール首都圏(クランバレー)でMRT1号線が営業を開始しています。

クランバレーのMRT1号線
MRTコープ公式サイトより

クアラルンプール北西部郊外から市内中心部を抜け南東部郊外に至る全長51kmの路線ですが、今回はまず第1フェーズとして、スンガイ・ブロー~スマンタン間の21km、12駅が開業。

スンガイ・ブロー駅 (Sungai Buloh)
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カンプン・スラマット駅 (Kampung Selamat)
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クワサ・ダマンサラ駅 (Kwasa Damansara)
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クワサ・セントラル駅 (Kwasa Sentral)
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コタ・ダマンサラ駅 (Kota Damansara)
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スリアン駅 (Surian)
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ムティアラ・ダマンサラ駅 (Mutiara Damansara)
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バンダル・ウタマ駅 (Bandar Utama)
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タマン・トゥン・ドクター・イスマイル駅(TTDI)
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フィレオ・ダマンサラ駅 (Phileo Damansara)
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プサット・バンダル・ダマンサラ駅 (Pusat Bandar Damansara)
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スマンタン駅 (Semantan)

運賃は距離・支払い方法に応じてRM1.2~RM4.0(2017年1月16日までは無料)。各駅間の運賃は以下のようになっています。

上段の赤字が現金の場合、下段の青字がタッチアンドゴー(ICカード)で払う場合。

鉄道システムは日本の三菱重工が、車両はドイツ・シーメンス社製のものを使用しています。

三菱重工|マレーシア向け鉄道システムを初受注

クランバレーのMRT1号線
Photo by Sirap bandung

クアラルンプール中心部から最寄り駅へのアクセス方法として、KLセントラル駅からはMRTプサット・バンダル・ダマンサラ駅行きのフィーダーバスが無料で運行されているとのこと。乗り場はヒルトン・クアラルンプール前のGoKLバス停。

2017年7月に供用開始が予定されている第2フェーズでは、路線はさらに南東方向に延長され、パサール・スニ(Pasar Seni)やブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)などを経由し、最終的には南部のカジャン(Kajang)まで至るルート。

今回運行が開始されたエリアは住宅地などの多いKL郊外のため、一般的な外国人旅行者がこのMRTを使うのは来年の第2フェースが完了してからということになりそうですね。