ベトナム観光総局(Vietnam National Administration of Tourism)が2017年の外国人旅行者統計を発表しています。
それによると、昨年ベトナムを訪れた日本人旅行者は798,119人で、これまで最も多かった2016年を5万人以上上回り過去最高を記録したことがわかりました。
2010年以降の日本人旅行者数は以下のように毎年順調に増加していて、この8年間でほぼ倍増。
(出典: Vietnam National Administration of Tourism)
東南アジアで日本人旅行者の多い国はここ数年タイ、シンガポール、ベトナムの順だったのですが、2017年はついにベトナムがシンガポールを抜いて2番目となりそうな情勢です(現時点ではシンガポールの通年データは未発表)。
ベトナムは日本から距離的に近いことに加え、ハノイ、ダナン、ホーチミンと3都市に直行便が就航していることも大きいですよね。昨年はこれに加え、日越間の初のLCC定期直行便就航(ジェットスター・パシフィック航空)や、ベトナム航空による機材大型化・増便なども旅行者数の増大に貢献したのではないかと思います。
なお、昨年ベトナムを訪れた日本人は国籍別では中国(約401万人)、韓国(約242万人)に次いで3番目。以下、台湾(約62万人)、アメリカ(約61万人)、ロシア(約54万人)と続いています。中国からの旅行者がトップなのはその人口やベトナムと陸路で国境を接していることを考えれば当然とも言えますが、韓国人が日本人の3倍以上というのは驚きますね。