ベトナム観光総局(Vietnam National Administration of Tourism)が、2018年の外国人旅行者統計を発表しています。
それによると、昨年ベトナムを訪れた日本人は826,674人と初めて年間で80万人を突破。
以下のグラフでもわかるように過去10年間(2009年~2018年)の数字を見ても毎年順調に増加していています。
ベトナムを訪れた日本人旅行者数の推移
(出典: Vietnam National Administration of Tourism)
ベトナムは東南アジアの中では日本からの距離が近いですし、観光面では見どころも多く治安面も比較的安定。今年はLCCベトジェットエアの成田就航も予定されているなど、今後も旅行者は増えていくのではないでしょうか。
なお、ベトナムを訪れた国籍別の旅行者は日本人は中国(約497万人)、韓国(約349万人)に次いで3番目。以下、台湾(約71万人)、アメリカ(約69万人)、ロシア(約61万人)、マレーシア(約54万人)、オーストラリア(約39万人)、タイ(約35万人)、イギリス(約30万人)という順となっています。中国は当然としても、相変わらず韓国からの旅行者の多さには驚かされますね。
東南アジアで日本人旅行者の多い国は長らくタイ、シンガポール、ベトナムという順番だったのですが、2017年は初めてベトナムがシンガポールを上回り2番目になりました。ただ、昨年はシンガポールを訪れた旅行者が大きく増加したため、再びシンガポールがベトナムを抜き、タイ、シンガポール、ベトナムという順番に戻りそうです(現時点ではシンガポールの通年データは未発表)。