タイの観光・スポーツ省(Ministry of Tourism and Sports)が2019年上半期の外国人旅行者統計を公表しています。
それによると、今年1月~6月にタイを訪れた日本人旅行者は864,379人で上半期の数字としては過去最高を記録。
昨年同期比+10%以上という高い伸びを示していて、このままのペースで行けばこれまでで最も多かった年間165万人(2018年)を大きく上回ることが予想されます。
国・地域別では、中国(約565万人)、マレーシア(約193万人)、インド(約98万人)、韓国(約91万人)、ラオス(約89万人)に次いで日本人は6番目。過去10年間の訪タイ日本人旅行者数の推移は以下の通りです。
タイを訪れた日本人旅行者数の推移
年 | 旅行者数 | 前年比 |
---|---|---|
2010 | 993,674 | -1.1% |
2011 | 1,126,221 | +13.3% |
2012 | 1,371,253 | +21.8% |
2013 | 1,537,979 | +12.2% |
2014 | 1,267,886 | -17.6% |
2015 | 1,381,690 | +9.0% |
2016 | 1,439,510 | +4.2% |
2017 | 1,544,328 | +7.3% |
2018 | 1,656,100 | +7.2% |
2019 | ※864,379 | ※+10.8% |
(※2019年は6月末までのデータ)
出典: Ministry of Tourism & Sports
この10年、タイを訪れる日本人旅行者はタイ側の政情やテロなどの要因によって大きく増減してきました。
ただ、皮肉にも軍事クーデターが起きた2014年を境にして表面的には政治的な混乱も終息。これ以降、格安航空会社(LCC)による新規就航・路線拡大が相次いだこともあり、ここ数年、日本人旅行者は順調に増加しています。