「パタヤ」という地名はマレー語由来だって知ってました?

タイを代表するビーチリゾート・歓楽街のパタヤ(Pattaya, พัทยา)。

日本人旅行者にも大人気の町ですが、パタヤという地名の由来を知っている方はあまりいないのではないでしょうか?

パタヤシティサイン
パタヤシティサイン

タイの文化や歴史に詳しいウェブサイトศิลปวัฒนธรรมによると語源だと考えられているのはロム・パッタヤー(ลมพัทธยา)という言葉。

ชื่อพัทยามาจากไหน หมู่บ้านประมงเล็กๆ มาเป็นเมืองท่องเที่ยวได้อย่างไร? | ศิลปวัฒนธรรม

ลม(ロム)は風、พัทธยาは地名のパタヤ(พัทยา)とほぼ同じ綴りですがธが余分についています。直訳すればパッタヤー風。これは何かというと雨季の初めにこの地域に吹く南西からの風で、雨季を告げる季節風のことなんだそう。

タイ、風の名称

ลมทิศต่างๆ ในวัฒนธรรมไทย – มติชน

ではそうなると、この季節風のパッタヤー(พัทธยา)という言葉はどこから来たのでしょうか?

パタヤビーチ
パタヤビーチ

さらに調べてみると、これはマレー語由来というのが有力な説。

マレー語で「南西」を意味する言葉barat daya(バラッダヤ)がその語源で、実際にタイ南部では南西からの風をロム・バラッダヤと呼んでいたのだそう。

これ以外にも、例えば南風はロム・スラタン(ลมสลาตัน)と言うように風の古名はマレー語に由来するものが多いです。以下も参考に。

พัทยา-พัทธยา (๒๑ มีนาคม ๒๕๕๐) | สำนักงานราชบัณฑิตยสภา Office of the Royal Society
คำภาษาชวา–มลายูในภาษาไทย | บ้านจอมยุทธ

風を頼りに航行していた昔の船乗りたちにとって風向きというのは非常に重要なもの。そんな名の付いた町がパタヤ。

雨季に行かれる方はビーチでこの風を感じて、パタヤがまだ小さな漁村だった頃に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?