アジアの麺料理 第10回「ミーバッソ」

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アジアの麺料理、第10回目となる今回はインドネシア・ジャカルタのコタ地区で食べた、ミーバッソ(Mie Bakso)を紹介します。

ミーバッソ
スプーンの上には辛味調味料のサンバルがのっていて、これで味を整える。

多くの東南アジアの麺料理名がそうであるように、ミーバッソというのも福建語由来の言葉です。

ミーというのは麺、バッというのはバクテーの「バク」やバミーの「バ」と同じく「肉」を意味する語で、ソというのは漢字で書けば「酥」。これは日本でいうところのそぼろ(でんぶ)のことです。

肉そぼろはアジア各国でポピュラーな食材で、台湾あたりでも肉酥(バッソー)といえばお粥やご飯の上にのせて食べるのが定番となっていますね。

ミーバッソの屋台
インドネシアでは至るところで見かけるミーバッソの屋台。

現在インドネシアでは、バッソというと肉団子あるいは肉団子入りスープの意味する語として使われています。インドネシアの肉団子の中にはそぼろが入っているものがあるのですが、元々は「そぼろ」を指していたバッソという言葉が、いつの間にか肉団子そのものを指す語として変化してしまったのではないかと推測していますがどうでしょうか?

ミーバッソの屋台
屋台を表から見るとこんな感じ。SAPIというのはインドネシア語で牛肉のこと。

19世紀頃に東南アジアに移民してきた中華系の人々は、麺料理とともに「箸食」という文化も持ち込んできたのですが、現代のインドネシアのこういった簡素な麺屋台では箸を使うことが省略化され、スプーン1本で食べることも普通になっています。

麺は小麦粉を原料とするもののほか、米粉麺やインスタントヌードルなどを置いているところも多いです。

インドネシア銀行博物館
今回の屋台のすぐ近くに建つインドネシア銀行博物館。重厚なコロニアル様式が印象的。

ファタヒラ広場とカフェ・バタヴィア
観光名所のファタヒラ広場。

この広場周辺は、週末ともなるとたくさんの露天が出て家族連れ・カップルなどでかなり賑やかになります。特にこれといった見どころはないですが、祭りの縁日のような雰囲気で、ローカルの人たちに混じってそぞろ歩くのも悪くないですね。

ジャカルタ・コタ地区

行き方は、トランスジャカルタのコリドー1(赤色バス)を利用して終点のコタ停留所で降りるのが便利です。

データ

料理名: ミー・バッソ (Mie Bakso, Mi Bakso)
場所: インドネシア・ジャカルタのコタ地区
麺の原料: 小麦粉
麺の種類: 切り麺系列
: 牛肉の肉団子、もやし、ねぎなど