マレーシアのイポー旧市街地区にあるイポー鉄道駅の様子を紹介したいと思います。
南国の青い空に映える白亜のイポー駅。威風堂々。
この駅舎は、クアラルンプール駅などの設計でも知られるイギリス人建築家のA.B.ハボックの手によるもので、1917年に完成したとのこと(関連記事)。
構内の様子。
現在イポー駅には、バターワースやシンガポール(ウッドランズ)、あるいはタイ・バンコクなどへ向かうKTMインターシティと呼ばれる長距離列車が停車するほか、イポー~クアラルンプール間で運行されているETS(高速電車)の始発・終着駅ともなっています。
チケット売り場。
駅のホーム。
電車待ちの時間は雰囲気の良いモノレールカフェで。
かつてこの駅舎内にはマジェスティック・ステーション・ホテル(Majestic Station Hotel)という1935年創業のクラシックホテルがあって、長い間一度泊まってみたいと思っていたのですが、結局訪れる機会が無く、2011年に営業を終了してしまいました。残念。
わずかに残る当時の面影。
地元の人曰く、「イポーのタージマハール」だそうです。
道路を挟んで向かい側にはこれまたA.B.ハボックが設計したタウンホールが建っている。
駅自体がイポーのシンボルともなっていますし、駅東側には見所の多い旧市街も広がっています。イポーを訪れた際にはぜひ駅周辺を散策することをおすすめします。
駅に棲みついていた猫。