ドンムアン空港が開港して今日でちょうど100年

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今日3月8日はバンコクのドンムアン空港が開港してちょうど100年目となる記念日だそうです。

ドンムアン空港

タイで最初の空港ができたのは1911年で、これはサパトゥム飛行場(สนามบินสระปทุม)という名称でした。

場所はバンコク市内中心部のアンリデュナン通りとラチャダムリ通りに挟まれた所で、現在も競馬場やゴルフ場などがあるロイヤルバンコクスポーツクラブ内の一角。BTSのラチャダムリ駅からも見えるので、「あー、あそこね」という方も多いのではないでしょうか。


より大きな地図で サパトゥム飛行場跡地 (Sa Pathum Airfield) を表示

(余談ですが、สระというのは水の溜まっている場所という意味で発音は「サ」。ปทุม(パトゥム)というのは蓮のことなので、サ・パトゥムというのは「蓮池」というような意味です。近くのパヤタイ通りにはサパトゥム・パレスという王室の宮殿もありますね。)

サパトゥム飛行場は非常に短い滑走路が設けられただけの簡素な施設だったため、3年後には飛行場をバンコク北部郊外に移設することになり、1914年3月8日に今日のドンムアン空港(ドーンムアン空港)が誕生します。

当初は設立されたばかりのタイ空軍の専用空港でしたが、後に民間にも開放。日本~タイ間に最初の定期便が就航したのは1940年6月10日です。大日本航空が三菱式双発輸送機を使い、東京・羽田~台北~広州~バンコク・ドンムアンというルートを開設しました(当時のポスター)。

ドンムアン空港はその後、太平洋戦争中には連合軍による空襲を受けたり、ベトナム戦争の頃はアメリカ空軍の主要拠点となったりもしました。

1970年代以降になると、その立地の良さからアジアのハブ空港としての性格を強め、路線数・旅客数ともに急速に拡大していくことになります。

1999年のドンムアン空港の様子
タイ国際航空機がずらりと並ぶ1999年のドンムアン空港 (Photo by Aero lcarus)

2006年にスワンナプーム国際空港が開港すると、各航空会社はこの新空港に移転。ドンムアン空港は一時ほとんど利用されない時期があったものの、現在はエアアジアをはじめとする格安航空会社御用達の空港として再び賑わいを取り戻しているのは皆さん知っての通りです。

ドンムアン空港ターミナル内の様子

最近だと、2011年の洪水で空港内が浸水し一時閉鎖されたことが大きなニュースとなりましたね。

洪水により水没したドンムアン空港
水没したドンムアン空港(2011年11月) (Photo by *petitpor*)

以前、タイで撮影された映画という記事内で書いたのですが、1963年に公開された「太陽への脱出」という邦画に60年代のドンムアン空港が登場します。

内容的には突込みどころ満載のB級作品という感じなのですが、主演の石原裕次郎がタイ語をしゃべっていたり、バンコクの当時の街並みや人々の様子が見れたりと貴重な映像も多いので、興味のある方はぜひレンタルしてみて下さい。

個人的には、自分が初めてタイに行ったときに到着したのがドンムアン空港でした。

それまで、アメリカやヨーロッパには行ったことがあったものの東南アジアは初めてで、どこと無く薄暗く黴臭いターミナルに一抹の不安を感じ、また、一歩外へ出たときの喧騒とじっとりとした蒸し暑さにさらに不安が増大したことを覚えています。

ドンムアン空港ターミナル到着ホール

国外の空港としては、おそらく今までで一番利用しているのがドンムアンだと思いますし、とにかく色々と思い出の多い空港です。

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