タイ観光局(Department of Tourism)が、昨年1年間にタイに入国した外国人数を発表しています。
世界各国の旅行者が集まるカオサン通り。
それによると、国籍・出身地別で昨年タイへ最も多く訪れたのは中国人(香港を含まず)で、およそ470万人。次いで隣国のマレーシアからが約300万人となっています。
日本人はロシア人に次いで4番目で、初めて150万人を超え、過去最高を記録しました。
国・地域別のトップ10は以下の通りです。
タイへの国籍別入国者数(2013年)
順位 | 国・地域名 | 入国者数 |
---|---|---|
1 | 中国 | 4,705,173 |
2 | マレーシア | 2,996,071 |
3 | ロシア | 1,736,990 |
4 | 日本 | 1,537,979 |
5 | 韓国 | 1,297,200 |
6 | ラオス | 1,106,080 |
7 | インド | 1,049,856 |
8 | シンガポール | 936,477 |
9 | オーストラリア | 907,868 |
10 | イギリス | 906,312 |
(出典: タイ王国 観光・スポーツ省観光局)
日本人の訪タイ者数は2012年が過去最高の137万人だったのですが、昨年はそれよりも約16万人も増え、割合で言うと12%増となりました。
トップの中国人は2012年は280万人程度だったので、一昨年との比較でも国別トップの70%近い大幅な増加でした。
ロシア人はここ数年はプーケット、パタヤなどをはじめ、とにかくビーチリゾートで圧倒的な存在感がありますね。こちらも一昨年比で30%以上増え、初めて日本人よりも多くなっています。
こう見ると、人口規模や経済力に加えタイとの距離や結びつきなどを考えてもタイを訪れる日本人はまだ少ないような気がします。
日・タイ間を直接結ぶLCCの運航が開始され、日本の各主要空港からバンコクへの便が出るようになれば旅行者も更に増加するのではないでしょうか。
今年は年初から大規模なデモがあってタイ観光業界としてはいきなり出鼻をくじかれた感じですが、早く平穏な状態に戻ってくれることを期待したいですね。