オープントップのトラムに乗って香港島中心部を巡る観光ツアーに参加してみた

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1920年代に香港で使われていた車両を再現したオープントップのトラムによるツアーが始まったというので参加してみました。

トラム運転席からの眺め

トラモラミックツアー(The TramOramic Tour)という名称で今年1月末にスタートしたばかり。

料金は大人95香港ドル、小人(4~11歳)65香港ドル、4歳未満無料。ツアー(約1時間)に加え、一般のトラム2日間乗り放題という特典が付いています。

上環のウェスタンマーケットと銅鑼湾(コーズウェイベイ)の間を東西に走るルートで、現在1日3往復を運行中。ウェスタンマーケットで乗車した場合は、終点が銅鑼湾。銅鑼湾で乗車した場合は、終点がウェスタンマーケットということになります。

ウェスタンマーケット発: 10:30、14:30、16:30
銅鑼湾発: 11:40、15:45、19:55

ゴールデンチケット
参加者に与えられるゴールデンチケット。ツアー終了後も2日間はトラム乗り放題。

今回自分はウェスタンマーケット前発14:30の便を選択。予約・残席確認は下記ページから。
https://voucher.hktramways.com/en-ZH/trips-timetable
空きがあれば、直接当日乗り場で購入することも可能です。

ウェスタンマーケット
ウェスタンマーケット(西港城)。


地図

乗車地点
乗車場所。

トラム車両

出発10分くらい前になって、これから乗る車両が入線してきました。

1920年代の車両を再現した香港のトラム
1920年代の車両を再現したというだけあってクラシカルなスタイルが特徴。

1階席の様子
車内もレトロな雰囲気。

車内の様子

壁には当時の写真が幾つか展示してありました。

出発前の点検作業
出発前の点検作業中。

歴代の車両デザイン
歴代のトラム車両。

香港のトラムは1904年に運行を開始し、現在は7代目。このツアーで使われる車両は3代目のデザインのものになります。

出発!
定刻通りに出発。

2階席は一部オープントップ

2階は中央部分のみ屋根付きで、前後はオープンデッキになっています。今回参加したのは、自分のほかにはフィリピン・パラワンからの帰路だというドイツ人女性2人だけ。

各座席に
各座席には音声ガイドシステム付き。日本語、英語など全8か国語に対応。

音声ガイドシステム
日本語は4チャンネル。

音声ガイドでは沿線の情報やトラム・香港の歴史をわかりやすく解説してくれます。イヤホンは貰えるので持参不要。解説の合間に入るディンディン♪という鐘の音色が可愛いです。

2階席からの眺め
2階席からの眺め。

車内ではフリーWi-Fiも提供されています。

中環周辺
中環(セントラル)の立法會大樓。100年以上の歴史のある建物。

金鐘(アドミラルティ周辺
金鐘(アドミラルティ)、リッポー・センターとファー・イースト・フィナンシャル・センター。

灣仔周辺
伝統的なショップハウススタイルを残す灣仔のポーン(The Pawn)。

竹で足場を組む香港の建設作業の現場
竹で足場を組むのは今も昔も変わらぬ風景。

ローカルなアパートが建ち並ぶ
ローカルなアパート群が建ち並ぶ。

お墓

途中、ハッピーバレー競馬場に沿ってぐるりと周回。

香港ジョッキークラブ
ハッピーバレーの香港ジョッキークラブ。

SOGO
銅鑼湾のSOGO。

終点はリーガル香港ホテル向かいの銅鑼湾停留所。

到着
到着。

沿線は香港の経済・商業の中心であるとともに、新旧の建物が入り交じり、「これぞ香港」という景観を楽しむことができます。

音声ガイドが付いているとはいえ、1時間トラムに乗っているだけなので1人1,500円近い料金は正直ちょっと高いかなとも感じましたが、いつものトラムとは違った雰囲気でのんびりと楽しめますし、おすすめです。

特に、香港のトラムが初めての人や日本からのパックツアーの一部に組み込んだりしたら間違いなく人気になるでしょうね。

トラム車両