カンボジアのプノンペンにメーター制のトゥクトゥクが登場したということだったので、今回早速利用してみました。
運賃は初乗り(1kmまで)が3,000リエル(約78円)。その後、1km当たり1,400リエル(約36円)が加算されていくという非常にシンプルな体系。時間によって加算される料金はありません。
このサービスを行なっているのはEZGoという会社。とりあえず、宿泊先の市内北部St.106にあるDe Art Hotelに来てもらうよう、電話をしてみます。番号は下記のいずれでもOK。
086 515121
086 515166
017 515121
言葉が通じるかなという不安があったのですが、多少の英語なら大丈夫でした。
「15分くらいかかってしまうけど、いいですか?」。全然急いでいなかったので問題無し。ホテルのロビーに座ってのんびり待っていると、予定を5分ぐらいオーバーした頃に派手な黄色いボディをしたトゥクトゥクが到着。
車内をのぞき込み「メーターはどこ?」と尋ねると、運転手はダッシュボードに置かれたスマホを見せてきます。
「えっ、これ?、予想していたのと違うんだけど・・・」。
まあ位置情報が取得できれば距離もわかるし、確かにスマホで十分なのでしょうが。
しかも、後部座席にはなぜか見知らぬ女性が既に乗っています。
「この女性は?」と聞くと、「この人、僕の知り合いなんだけどナーガホテルで働いていて、今から仕事だから乗せてっていうから・・・。ミスター、大丈夫?」。「おっ、おう」という感じで途中まで一緒に行くことに。
自分の目的地はボンケンコンで、若干遠回りにはなりますが、まあ大した違いではないですし。
一応きちんと制服は着ていますね。車内ではフリーWi-Fiが利用できるとのことだったのですが、「今、機械が故障中で・・・」。これはダメでした。
途中、ナーガホテルで女性を下ろした後、無事目的地に到着。
運賃は8,600リエル(約223円)でした。
初乗り1kmまでが3,000リエルで、距離が4.76km。3,000+(1,400*4)=8,600という計算であっていますね。
今回は会社に直接電話をしましたが、PassApp Taxiというアプリからも予約が可能になったとのこと。
これであれば言葉の心配もいらず、外国人旅行者でも簡単に使えそう。今後はさらにトゥクトゥクの台数が増えていくのを期待したいところです。なお、このアプリはメーター制タクシーの予約を行うこともできるようです(こちらは初乗り4,000リエル)。
まあ今回はいろいろ想定外のことがありましたが、プノンペンのメーター制トゥクトゥク、安価かつ明朗会計で悪くないですね。
プノンペンは成田からANAによる直行便も就航しましたし、今後訪れる方も増えるのではないかと思います。機会があればぜひ利用してみてはいかがでしょうか。