今回ラオス南部のパクセーを訪れ2泊したのですが、その時に泊まったのがレジデンス・シソーク(Residence Sisouk)というホテルです。
パクセー中心部のセードン川近くに位置しているクラシックなホテルで、建物自体は1950年代初頭に建築されたもの。1階にはおしゃれなカフェが入っているなど雰囲気もすごく良く気に入ったので紹介しようと思います。
予約
スタンダード、スーペリア、デラックスという3種類の部屋タイプがありますが、この時は中間のスーペリア・ダブルベッドという部屋を予約。朝食付き1泊約5,500円(税・サ込み)でした。
レジデンス シソーク ブティック ホテル (Residence Sisouk Boutique Hotel)
ロケーション
界隈は外国人旅行者の多いエリアで、レストラン・食堂、カフェ、旅行会社、両替所、マッサージ、ランドリー、レンタルバイク屋などが点在。立地の面でも申し分ありません。
住所: Ban Lakmuang, Pakse, Champasak Province, LAO PDR
電話: +856 31 214716
客室
アサインされたのは4階の部屋。
室内はかなりゆったりとした造りです。こういった古い建物でよくあるように天井が高く取られているのも特徴。フランス窓を開けるとバルコニーが付いているなど、そこかしこにフランス統治時代の面影を感じることができます。
床はピカピカに磨き上げられ、かえって新品よりも気持ちが良いくらい。
エアコンも完備していますが、天井にはファンも付いています。
この時期(1月)、昼間の一番暑い時間帯以外はファンだけで十分。
電気ケトル、無料の水のペットボトル、コーヒー、紅茶などは冷蔵庫の上の棚に置いてありました。
館内・室内ではフリーWi-Fiが提供されています。
パクセーというラオスの小さな町ですのでまあこんなもの。
バルコニーからはセードン川が見えました。周囲の建物とは距離があるため、どの部屋からでも眺望は抜群。
バスルーム
バスタブは無くシャワーのみです。室内に比べるとバスルームは取り立てて大きな特徴は無し。
バスアメニティ類はシャンプー、ボディソープ、石鹸、歯ブラシ&歯磨き粉、シャワーキャップ、綿棒と一通り完備。
朝食
朝食は最上階のレストラン、セードン・テラス(Sedone Terrace)で。
名前の通りセードン川やボラヴェン高原などが一望できます。
夜はラオス料理や西欧料理のセットメニュー(それぞれ10万キープと12万キープ)が人気のようでした(自分は食べていませんが)。また、お酒などを提供するバーとしての役割も果たしています。
朝食はブッフェスタイルではなく幾つかあるメニューの中からオーダーして持ってきてもらうタイプ。美味しいバゲット以外はごく普通でしたが、量的には全く問題ありません。
館内
レジデンスの名前にふさわしく、もともと邸宅として使われていたというだけあってすごく趣があります。
1階は同経営のカフェ・シーヌーク(Cafe Sinouk)。
コーヒーも美味しく、店内はのんびりと落ち着ける環境。朝早くから夜遅くまで営業している点も便利でした。
店内には地元特産のコーヒー豆をはじめとしたお土産を取り扱うコーナーもあります。
あと、ここに泊まったらぜひ体験してほしいのがクラシカルなエレベーター。間違いなく、これまで乗ったものの中で最も遅いエレベーターでした。
メンテナンスはどうしているのか気になって聞いてみたところ、毎月技術者が隣国タイのウボンラーチャターニーから来てチェックしているから心配ないよ、とのことでした。
総評
5つ星ホテルではないため多少なおざりになっているような個所はありました。ただ、全体の雰囲気は素晴らしく、すごく居心地の良いホテルでした。こんなところに長期滞在出来たら最高でしょうね。
スタッフも気軽に声を掛けてくれますし、滞在中はバイクをレンタルしていたのですが、夜は外に置いておくと危ないからとロビーに運び入れてくれたりもしました。他のゲストもフランス人を中心とした西欧人の中高年の方がほとんどで、館内も至って静かなもの。
これで1泊朝食付きで約5千円なのですから全く文句はありません。次、パクセーにいつ来れるのかわかりませんが、再訪した際にはぜひまたここに泊まりたいと感じたホテルでした。