タイ東北部のチョンメックからラオス側の国境の集落ワンタオまで陸路移動した際の記録です。
東南アジアにおけるこういった陸路での国境越えは常に状況が変化していますし、また、イミグレの審査官によってその都度対応が異なるということもざらです。あくまで、2018年1月時点に自分が経験した情報であることには留意して下さい。
チョンメック・バスターミナルからタイ側の出入国管理事務所まではおよそ600メートルほどの道のり。1本道なので迷うこともありません。
この国境がオープンしているのは午前6時~午後8時まで。イミグレの建物手前で既にラオスのSIMカードを売っている人がいました。
タイの出国手続きについては問題ないと思います。タイでは昨年より陸路での入国回数を年2回までに制限していますが、出る分については基本的に制限はありません。
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タイを中心に東南アジアを周遊しようと思っているバックパッカーは周辺国からタイへ入る時ははなるべく空路で、そしてタイから出るときに陸路を使うとこの制限に引っかからないで済むと思います。空路といってもこの地域はLCC路線が充実しているため、以前ほど費用はかかりません。
出入国管理事務所を出ると柵で囲まれたエリア。
案内通りに地下通路を進みます。
再び地上に出ればそこはもうラオス。いきなり開けた場所に出て自由になってしまいますが、ラオス側の入国手続きはまだです。少し離れた場所にあるイミグレへ向かいましょう。
右手に見える大きな建物が新しい出入国管理事務所。この時はまだ完成前だったため、正面にある古い方の建物で手続きを行いました。入国の場合は道路とは反対側の窓口へ。
ここで、スタンプ代などと称してワイロを要求されるケースもあるようですが、今回自分は特に何も言われませんでした。
また、国境を越えるのが土・日・祝日、あるいは平日でも午前6時~午前8時及び午後4時~午後8時の場合は手数料として1万キープが必要です。これは看板に表記してあったためワイロではなく一応正規の手数料ということになりますね。
ここからワンタオのバスターミナル(ラオス語ではキウロット・ドイサン)までは約1km。歩くのが面倒な方はバイクタクシーが頻繁に声をかけてきますのでそれを利用してもいいでしょう。
パクセー行きのドイサン(ソンテウ)がここから出ています。パクセー側の終点は市内中心部のダーオフアン市場。ワンタオからパクセーまでの所要時間は約1時間です。
今回自分はバスターミナルに向かっている途中で声を掛けられたおっちゃんのミニバスに乗ってしまったのでドイサンは利用せず。交渉の末パクセー市内のホテルまで送って貰って200バーツでした。
この時の動画は以下よりどうぞ。