格安航空会社による東南アジア路線が拡大中

シェア

このところ格安航空会社による日本と東南アジアを結ぶ路線のニュースが続いていますね。

  • タイ・エアアジアXが札幌~バンコク線を再開
  • タイ・エアアジアXが成田~バンコク線を1日3便に増便
  • ジェットスター・アジア航空が大阪~クラーク線を新設
  • インドネシア・エアアジアXが成田~ジャカルタ線を新設
インドネシア・エアアジアXのエアバスA330型機
インドネシア・エアアジアXのエアバスA330型機

日本から東南アジアへのLCC直行便は以下の通り(就航予定を含む)。

札幌(新千歳)

就航地 航空会社
バンコク タイ・エアアジアX
クアラルンプール エアアジアX
シンガポール スクート

(※タイ・エアアジアXのバンコク便は4月11日就航予定、スクートのシンガポール直行便は冬季限定)

東京(成田)

就航地 航空会社
バンコク タイ・エアアジアX、スクート
クアラルンプール エアアジアX
マニラ ジェットスター・ジャパン、セブパシフィック
セブ バニラエア、セブパシフィック
バリ(デンパサール) インドネシア・エアアジアX
ジャカルタ インドネシア・エアアジアX

(※インドネシア・エアアジアXのジャカルタ便は5月2日就航予定)

東京(羽田)

就航地 航空会社
クアラルンプール エアアジア

名古屋(中部)

就航地 航空会社
マニラ ジェットスター・ジャパン、セブパシフィック

大阪(関西)

就航地 航空会社
バンコク タイ・エアアジアX、スクート
クアラルンプール エアアジアX
シンガポール スクート
マニラ ジェットスター・ジャパン、セブパシフィック、ジェットスター・アジア
ハノイ ジェットスター・パシフィック
ダナン ジェットスター・パシフィック
クラーク ジェットスター・アジア

(※ジェットスター・アジア航空のクラーク便は3月27日就航予定)

福岡

就航地 航空会社
クアラルンプール エアアジアX
マニラ セブパシフィック

(※エアアジアXのクアラルンプール便は就航日未定)

那覇

就航地 航空会社
バンコク ピーチ
シンガポール ジェットスター・アジア

こうしてみると結構充実してきましたね。やはり成田と関空からが圧倒的に多いです。これ以外にも今年中には、ベトジェットエア、ノックスクート、タイ・ライオンエアといったLCCの日本就航が計画されています。

行き先別では日本から近いフィリピンと人気の高いタイが目立ちます。ただ、日本からタイへは路線数や運航本数は豊富なもののタイ側の就航都市がバンコクだけなんですよね。そろそろチェンマイやプーケットあたりにも直行便が欲しいところ。

かつてタイ航空がプーケットへの直行便を運航していた時期もありましたが、現在はレガシーキャリアを含め日本から両都市への直行便は皆無。以前と違って今は訪日需要も期待できますし、状況は改善していると思うのですがどうでしょうか。

ちょうど昨日ANAグループが、航続距離の長い小型機を活用し2020年を目途にLCCで中距離路線へ進出することを明らかにしています。

2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略について

日本から飛行距離8時間以内程度の地域がターゲットということで、中国内陸部や東南アジア全域が含まれることになります。

ANAグループ中距離LCC展開イメージ
ANAグループ公式サイトより

アナウンスによると、ANAグループにおける空白領域を中心に就航都市を増やすということですので、これまで日本から直行便のなかった都市への路線開設が期待されますね。

ANAグループのLCC、バニラエアのエアバスA320型機
ANAグループのLCC、バニラエアのエアバスA320型機

なお、現時点での同グループの東南アジアにおける就航地はバンコク、クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、ハノイ、ホーチミン、マニラ、セブ、ヤンゴン、プノンペンの計10都市となっています。