プーケットの外国人旅行者受け入れプログラムがスタートして1週間が経過 旅行者数や島内の感染状況など

シェア

タイのプーケットでワクチン接種済みの外国人旅行者を隔離無しで受け入れるプログラム「プーケットサンドボックス」がスタートして昨日でちょうど1週間が経ちました。

プーケットのビーチ

プーケット県の発表では7月1日~7日に同プログラムで入国した旅行者(タイ人を含む)は合計2,399人。1日当たり平均300~400人ということに。

これまで感染者は確認されていませんでしたが、昨日、UAEからの入国者1人の陽性が判明してこれが同プログラムでの陽性者第1号となりました。



今後もこういったケースは多少出るのでしょうが、プーケットサンドボックスを利用しての入国者は上記のように限定的で、個人的にはこれが大きな問題になる可能性は低いのではと思っています。一方、新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)が明らかにしているデータによると、陸路で他県からプーケットに入ってくる人は1日平均約1万人。

国内移動の場合も島内に入る際にはチェックを受けるものの、ワクチン未接種でもPCR検査の陰性証明(陸路の場合はプーケットに入る1週間以内に検査したもの)があればOK。また、タイ国内で1日当たり数千人の新規感染者が発生している現在の状況を考えると感染者がすり抜ける可能性は高く、今後、プーケット県内で感染が拡大するとすればこういった国内からの移動に伴うものになるのではないでしょうか。

タイ政府は、プーケットサンドボックスプログラムが制限または中止される要件として、島内における1週間当たりの新規感染者が90人を超えた場合や医療体制がひっ迫した場合などを挙げています。

プーケット県のワクチン接種率は7日時点で1回目71.58%、2回目57.31%とかなり進んでいることもあってか最初の1週間での新規感染者は計25人(うちサンドボックス対象者は1人)に留まりましたが、今後サムイ島などでも外国人観光客の受け入れが始まりますし、推移を注意深く見ていこうと思っています。