ここ数年、海外旅行先で日本人を見かけることが減ったなあということを強く感じるのですが、それは数字にもはっきりと表れています。
例えば、東南アジアのタイを例にとってみるとコロナ前の2019年は約180万人が訪タイ。この年の訪タイ外国人観光客総数は約4,000万人で、日本人が占める割合は4.5%ほどありました。
それに対して今年(1月~7月)の数字を見てみると、外国人全体では約2,060万人が訪タイ。それに対して日本人は約55万人で全体に占める割合は2.67%まで減少しています。
国籍別順位も2019年は6番目で、中国(約1,099万人)とマレーシア(約417万人)は別格としても、それに続くインド(約200万人)、韓国(約189万人)、ラオス(約185万人)と日本人はそれほど差のない状況でした。現在はインド(約120万人)、韓国(約109万人)は日本人の倍に、ラオスも約74万人と大きく引き離されています。
タイはこれからも日本人旅行者に人気の国であることは変わらないと思いますが、海外旅行をする日本人が減っている現在の状況を考えると、再びコロナ前の数字に戻ることはあるのでしょうか?