ここ数年、東南アジア各都市で隆盛を極めているカフェですが、ここプノンペンでもそれは同様で、このところ次々と国内外のコーヒーチェーン店がオープンし、一大カフェブームといえる状態が起きています。
最大手のスターバックスこそまだ進出してきていないものの、アメリカ、イギリス、オーストラリア、タイなど外資系チェーンが多いのが特徴で、特に高級住宅街として知られるボンケンコン地区(バンケンコン)では1ブロックに複数のチェーン店が林立するというような状況となっています。
2015年8月29日追記: スターバックスが2015年末にプノンペンへ進出
かつてフランスの統治下だった影響で元々コーヒー文化が根付いているという理由はあるものの、いずれの店舗でもカフェラテが1杯2~3ドルとカンボジアの物価を考えるとかなり高額な値段設定となっているのにもかかわらず、常に学生や若者たちで賑わっている様子は驚きです。
それでは、以下プノンペンにある代表的なカフェを幾つか紹介します。なお、各店舗では無料でWi-Fi(無線LAN)を利用することができます。
コスタコーヒー (COSTA COFFEE)
イギリスを代表するコーヒーチェーン店。スターバックス、コーヒービーン&ティーリーフと共に所謂カフェ3大チェーンのひとつ。カンボジア国内では現在ボンケンコンの1店舗のみだが、今年中にさらに3店舗をオープンさせる予定。アジアでは他に、シンガポール、中国、インド、パキスタンなどで展開。日本未進出。
メニュー: カフェラテ2.15ドル、アイスラテ2.65ドルなど
公式サイト: N/A
フェイスブック: Costa Coffee Cambodia
資本: イギリス
トゥルーコーヒー (true coffee)
タイではおなじみのカフェチェーンがここプノンペンにも登場。上記写真のボンケンコン店と、モニボン通りのパラダイスホテル1階の2店舗。ポイペトやラオスなどでもフランチャイズを展開。大手通信事業者トゥルーコーポレーション傘下。日本未進出。
メニュー: カフェラテ2.5ドル、アイスラテ3.2ドルなど
公式サイト: true coffee
フェイスブック: True Coffee Cambodia
資本: タイ
グロリアジーンズコーヒー (Gloria Jean’s Coffees)
元々はアメリカ発祥で、現在はオーストラリア資本。店舗は、上記写真のボンケンコンに加え、シソワットキー、モニボン通りのカナディアタワー内など。アジア市場を重視しており、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムはもちろん、バングラデシュ、スリランカ、インド、パキスタンなど南アジアでも積極展開している。日本国内では6店舗を運営。
メニュー: エスプレッソ2.15ドル、カフェラテ2.55ドル、アイスラテ2.75ドルなど
公式サイト: Gloria Jean’s Coffees
フェイスブック: Gloria Jean’s Coffee Cambodia
資本: オーストラリア
コーヒービーン アンド ティーリーフ (The Coffee Bean and Tea Leaf)
アメリカ・ロサンゼルスが発祥のコーヒーチェーン店。カンボジアには2011年に初進出。立地はモニボン通りのプノンペンタワーロビー階。東南アジアでは他に、タイ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、フィリピン、ベトナムなどに出店している。日本未進出。
メニュー: カフェラテ2.5ドル、アイスラテ3.2ドルなど。
公式サイト: The Coffee Bean and Tea Leaf Cambodia
フェイスブック: The Coffee Bean and Tea Leaf Cambodia
資本: アメリカ
ブラウンコーヒー アンド ベーカリー (Brown Coffee And Bakery)
カンボジアのコーヒーブームの火付け役ともいえる存在で、最もポピュラーなローカルコーヒーチェーン。2009年開業。現在、ボンケンコン、シソワットキーなどプノンペン市内で全5店舗を展開中。日本未進出。
メニュー: カフェラテ2.25ドル、アイスラテ2.75ドルなど
公式サイト: Brown Coffee
フェイスブック: BROWN Coffee and Bakery
資本: カンボジア
カフェフレスコ (Cafe Fresco)
地元カンボジアのコーヒーチェーン店。ボンケンコンとリバーサイド沿いのシソワットキーなどで店舗を展開。白を基調とした建物外観が特徴。観光客に人気のカフェ、エフシーシープノンペン(FCC)も同系列。日本未進出。
メニュー: エスプレッソ1.8ドル、カプチーノ2.2ドル、カフェラテ2.2ドルなど。
公式サイト: Cafe Fresco
フェイスブック: N/A
資本: カンボジア
キリヤカフェ (Kiriya Cafe)
2012年に日本人オーナーにより創業された日系カフェチェーン店。現在、ボンケンコンのゴールデンホテル前と、278ストリートの2店舗を運営している。コーヒーメニューだけでなくデザート類も充実。ドリップコーヒーが1ドルとお徳。日本未進出。
メニュー: エスプレッソ1.75ドル、カフェラテ2.5ドル、ダークモカフラペチーノ3.0ドルなど
公式サイト: キリヤカフェ
フェイスブック: Phnom Penh|kiriya cafe
資本: 日本
トゥレジュール (Tous Les Jours)
韓国を代表するカフェベーカリー。2012年カンボジアに進出し、現在、モニボン通りとシアヌーク通りで1店舗ずつを展開。ドリンク類に加えパン類が豊富。東南アジアでは他にベトナム、フィリピン、インドネシアにも出店している。日本未進出。
メニュー: エスプレッソ1.6ドル、カフェラテ2.5ドルなど
公式サイト: N/A
フェイスブック: Tous Les Jours – Cambodia
資本: 韓国
その他
今回、8つのチェーン店を紹介しましたが、上記以外にも、マレーシア系のシークレットレシピ(Secret Recipe)、ラオスのダオコーヒー(Dao Coffee)、アメリカ発祥でシンガポール系のスピネッリ(Spinelli)なども進出していて、その数は今後ますます増加していくのではないかと思います。