ホーチミンの国営百貨店が9月末で閉店

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ホーチミン市内中心部にあり、観光客からの人気も高い国営百貨店(サイゴンタックストレードセンター)が今年9月末をもって閉鎖されることになりました。

国営百貨店

現地メディアのTuoiTreNewsなどの報道によると、先月よりスタートした地下鉄建設工事に伴うもので、10月以降現在の建物を取り壊し、同じ場所に40階建ての高層ビルを建てる予定となっています。

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国営百貨店を運営するサイゴン商業公社(SATRA)が発表した計画では、新しい高層ビルはタックスプラザ(Tax Plaza)という名称となるようで、大型ショッピングセンターをはじめ、オフィス、コンベンションセンターなどを備え、地下には駐車場も設けられるとのこと。

館内にテナントとして入っている店舗は10月以降、8区のサトラショッピングセンターまたは10区のサイゴンスーパーマーケットのいずれかへの移転することも可能とのことですが、今まで観光客目当ての商品を扱っていたお店は相当影響があるでしょうね。

国営百貨店の建物は、すぐ近くにあるホテル・コンチネンタル・サイゴン(Hotel Continental Saigon)と同じく1880年に造られたもので、築130年以上という歴史に幕が閉じられることになります。

ホテル コンチネンタル サイゴン
ホテル・コンチネンタル・サイゴン

9月までにホーチミンを訪れる予定のある方はぜひ最後の雄姿を見に足を運んでみて下さい。