シンガポールのセレター空港が新しいターミナルビルを建設 定期旅客便復活へ

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現在、プライベートジェットや訓練用などで使われているシンガポールのセレター空港に新たな旅客ターミナルビルが建設されることになりました。

チャンギエアポートグループが明らかにしているもので、完成は2018年末を予定。その後、チャンギ空港に就航している路線の一部を移転するということで、久しぶりにセレター空港における定期旅客便が復活しますね。

ただ、移転対象となるのはターボプロップ機で運航されているものということなので数ははかなり限られたものになりそうです。

航空関連の調査・分析を行なっているCAPAの記事によると、既に2014年時点でチャンギ空港はターボプロップ機による新たな路線開設や増便を認めていませんでした。

Changi Airport is currently not allowing any additional turboprop flights (including more frequencies from Firefly) and also has slot constraints during peak hours. Singapore should reconsider its ban on additional turboprops as growth at Changi has slowed significantly but unfortunately for Malindo a change in this stance is unlikely in the near term.

現在はマレーシアのファイアフライ航空がATR72を使ってクアラルンプールのスバン空港やイポー空港への路線を運航中。

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セレター空港に定期便が就航できるようになれば、以前ベルジャヤ航空が運航していたティオマン島やレダン島なども含め、マレーシアやインドネシアへの新たな路線が開設されるのではないかと思います。

チャンギエアポートグループによる公式アナウンスは以下よりどうぞ。