世界遺産、東南アジアからはフィリピンの野生生物保護区のみが審査対象

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現在、カンボジア・プノンペンで第37回世界遺産委員会が開催されています。

今年は富士山の世界文化遺産入りが確実視されていますが、東南アジアからは下記2件が世界自然遺産へ推薦されていました。

カッティエン国立公園 ベトナム ベトナム
Cat Tien National Park

ハミグィタン山域の野生生物保護区 フィリピン フィリピン
Mount Hamiguitan Range Wildlife Sanctuary

但し、カッティエン国立公園については、ユネスコの諮問機関であるICOMOS(イコモス)から「不記載」の勧告を受けたため、鎌倉のケースと同様に既に推薦取り下げの措置が取られています。

一方、ハミグィタン山域の野生生物保護区のほうも「延期」という評価でしたので、今年の登録入りは微妙なところですね。

東南アジアの世界遺産は昨年2件追加され、現在合わせて33件(文化遺産21件、自然遺産12件)となっています(東南アジアの世界遺産リスト)。

新規登録の審査は6月21日~23日に行われる予定ということで、可否については日曜日までには決定される見込みです。

わざわざ見る方もいないとは思いますが、一応会議の様子はリアルタイムで見ることもできます。