タイの新しい格安航空会社、タイ・ベトジェットエアが誕生へ

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ベトナムの格安航空会社ベトジェットエア(VietJet Air)は、タイのリージョナル航空カーンエア(Kan Air)との共同出資により、新しいLCC、タイ・ベトジェットエア(Thai VietJet Air)の設立を決定しました。

スワンナプーム国際空港を拠点に、今年11月中の運行開始を目指すとのことで、まずはエアバスA320-200を2~3機使用し、チェンマイ、プーケット、ハジャイなどの国内線への就航を予定しているようです。

(出典: VietJetAir.com – facebook

タイ側のカーンエアーは、チェンマイを中心にタイ北部でリージョナル路線を運航している航空会社で、現在南部パンガン島で空港を建設(関連記事)していることでも知られています。

また、タイのバンコクポストなどの報道によると、ベトジェットエア側はミャンマー、カンボジア、ラオスなどの近隣諸国でも同様のジョイントベンチャーによる航空会社設立を検討しているようです。

タイには既にタイ・エアアジア、ノックエア、オリエントタイなどのLCCがありますが、いずれもドンムアン空港をベースとしています。一方、タイ・ベトジェットエアはスワンナプーム空港発着ということで、国際線との乗り継ぎという面では多少アドバンテージがありそうですね。

いずれにしても、タイの国内線・国際線市場の競争が今後ますます激しくなることは必至です。