インドネシア・ジャカルタ中心部にあるビジネスホテル、フェイブホテル・ワヒドハシム(favehotel Wahid Hasyim)に泊まったので紹介します。
このフェイブホテル(ファブホテル)は、インドネシアの大手ホテルチェーン、アーキペラゴ・インターナショナル(Archipelago International)が展開するバジェットホテルブランドで、ここ数年で一気に店舗数を拡大しています。
既にジャカルタ市内だけでも9軒のホテルが営業中で、さらに来年にかけて10軒以上がオープンする予定となっている、今インドネシアで最も勢いのあるホテルチェーンの一つです。
ロケーション
ホテル名からもわかるように立地はワヒド・ハシム通り沿い。ただし、通常ワヒド・ハシムというとジャラン・ジャクサのすぐ南側を思い浮かべますが、このホテルがあるのはタムリン通りよりも西側のエリアになるのでタクシーなどに伝える場合はちょっと注意が必要です。
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予約
Agodaで予約し、1泊約5,000円(税・サ・朝食込み)でした。
ホテル詳細: フェイブホテル ワヒド ハシム (favehotel Wahid Hasyim)
電話: +62 21 392 1002
住所: Jl. K. H. Wahid Hasyim No. 135 Central Jakarta Java 11250 Indonesia
室内の様子
6階建て計70室という小規模なホテルですが、2011年にオープンしたばかりということもあって館内・客室内共にとにかく明るく清潔な雰囲気です。
スタンダードルームは約18平米。日本のビジネスホテル並みかそれよりやや広めといったところです。花の絵などは個人的には好みではないですが、これは好き好きでしょう。
室内装備はシンプルで、ベッドのほかには壁掛けの液晶テレビ、エアコン、小さな作業机がある程度。クローゼットもなく、その代わりにハンガーがかけられているスペースが用意されています。
フリーWi-Fiだったのですがインターネット接続速度は遅く、スピードを計ってみると1Mbps以下。時間帯によって上下はあったものの結構ストレスがたまる環境でした。
バスルームはコンパクトな造りで、バスタブは無くシャワーのみ。シャワーは固定タイプのもので、補充式のボディソープ&シャンプーが用意されています。
館内の様子
朝食は館内1階のレストラン、トモダチ(Tomodachi)で提供されます。時間は6時~10時まで。
雰囲気は良いものの、品数は少なくパンやおかずなどどれも決して美味しいとは言えませんでした。特にバターやドレッシングなどがいかにも低品質という感じだったのが残念。
ホテル内には地下1階に会議室(ミーティングルーム)が併設されているほか、スパ・マッサージサービスも提供しているので部屋で施術を受けることも可能です。
総評
ホテル1階部分にコンビニのサークルKがあるのがとにかく便利でした。
室内に冷蔵庫がなかったのですが、必要なものがあれば下に降りていってすぐに買い足せるのでそれほど不便は感じませんでしたね。
また、ホテル駐車場に安心・安全で評判の良いブルーバードタクシー(Blue Bird Taxi)が常駐している点もプラス要素。
エレベーターはルームキーを挿し込まないとボタンが押せないようになっているのでセキュリティ面でも安心です。
ホテル周辺にはATM、両替レートの良い両替所(関連記事)、飲食店、サリナデパートなどがあり立地的にも申し分無し。専用バス路線を走るトランスジャカルタのサリナ駅(停留所)までは徒歩5分ほどとアクセスが良いのも魅力です。
但しマイナス面も幾つかあり、上述のようにネット接続環境や朝食は平均以下でした。また、部屋の防音がいまひとつで廊下や周りのドアを開閉する音が結構聞こえました。
他の方の口コミ評価でもわかるように、総合的に見れば十分また泊まっても良いかなと思えるレベルですが、ジャカルタ中心部という立地のせいもあり他のフェイブホテルに比べてやや値段が高いのも難点ですかね。
ジャカルタの渋滞は年々酷くなっている状態なので、泊まるエリアをよく考え、タムリン周辺で清潔かつ朝食込み5,000円程度のホテルを探しているような場合であれば候補の一つとしておすすめできます。