ANAが来年中にもカンボジアとマレーシアへの直行便を開設する計画があるようです。
航空業界に関する研究機関のCAPAが伝えているもので、ANAの篠辺修社長が語ったところによれば、次の就航地としてシェムリアップとクアラルンプールを検討しているとのこと。また、ビジネス客が増加しているプノンペンについても言及しています。
現在ANAによる東南アジア路線は、バンコク、シンガポール、ホーチミン、ハノイ、ジャカルタ、マニラ、ヤンゴンの7路線。ここにカンボジアとマレーシアが加わると、ASEAN加盟国ではブルネイとラオス以外の8カ国に直行便が誕生することになります。
同社はスターアライアンスメンバーとしてタイ国際航空やシンガポール航空と共同運航を行なっているのに加え、今年に入ってからは、ガルーダ・インドネシア航空やフィリピン航空ともコードシェアを開始するなど、東南アジアにおけるネットワークの拡大が目に付きます。
ちょうど昨日、ANAは2015年夏季スケジュールより成田~シンガポール線及び成田~バンコク線を増便し、それぞれ1日2便体制とすることを発表していますし、今後も成長が期待される東南アジア市場に注力していくことは間違いないでしょうね。
今回のCAPAによるANAの分析記事は下記よりどうぞ。