タイ・エアアジア、ノックエア、タイ・ライオンエアの格安航空会社3社は、国内線の乗客に対して新たに燃油消費税(ค่าภาษีสรรพสามิตน้ำมัน)の徴収を始めることを明らかにしています。
これは、タイ政府がジェット燃料に対する物品税(消費税)の値上げを決めたことを受けての措置とのこと。
原油価格上昇による一般的な燃油サーチャージとは性質の異なるものですが、それでも結局乗客が負担することには変わりはありませんね。
対象となるのは上記3社が運航する国内線全線で、料金は片道一律150バーツ。消費税が引き上げられることに対する追加料金ですので国際線は対象外。
タイ・ライオンエアとノックエアは既に2月6日より航空券購入時に徴収を開始する旨のアナウンスを発表していて、タイ・エアアジアについても同様の対応となるようです。
โลว์คอสต์ฯ เก็บเพิ่ม150บาท รับภาษีน้ำมันขยับ – กรุงเทพธุรกิจ
また、下記バンコクポストの記事によると、今後バンコクエアウェイズなど他の航空会社へも影響が広がっていく可能性もありそうです。
Airlines irked by sudden, ‘unpleasant’ rise in costs – Bangkok Post
(2017年2月1日追記: バンコクエアウェイズも2月8日より国内線を200バーツ値上げすることを発表しています)
どういう計算でこの料金になったのか知りませんが、150バーツということは日本円に換算すると500円弱。タイの国内線LCC便は路線によっては2~3千円程度で販売されていることも結構あるため、それを考えるとかなり大きな負担ですね。