バンコクのドンムアン空港からカオサン通りまでA4バスを利用したので紹介します。
これは今年5月に運行開始されたばかりの路線で、運賃は50バーツ(約160円)。運行時間は午前7時~午後11時まで。運行間隔は30分に1本となっています。
空港発便の走行ルートとバス停の詳細は以下の通り。
終点は王宮広場北側。カオサン通りは終点ではないため降り忘れないよう注意しましょう。乗車中、車掌が料金を集めに来る際に降車場所も聞かれるので、「カオサン」と一言伝えておくことをお忘れなく。
当日はドンムアン空港国際線ターミナル(ターミナル1)に午後1時20分頃に到着。A4バスの乗り場は1階の5番出口付近です。
この時は運良く数分後にバスが乗り場に。5分ほど客待ちの停車をして、バスが出発したのは午後1時半。結局、ターミナル1で乗車したのは自分を含めて2人だけ。
この後の国内線ターミナル(ターミナル2)側では15人程度が乗車。そのほとんどは全身真っ黒の服を着用したタイ人グループです。それを見て「ああ、王宮へ行くんだな」。
王宮には昨年10月に亡くなったプミポン前国王の遺体が安置されています。おそらく、地方からわざわざ飛行機でバンコクに出てきて王様に会いに行くのでしょう。前国王崩御から既に8ヶ月が経とうとしていましたが、未だにこうやってタイ全土から参拝に来る人たちが数多くいる光景を目にすると胸に響くものがあります。
A4バスは我々外国人旅行者にとってはドンムアン空港とカオサン通りを結ぶ便利な路線ですが、タイの地方から出てきた参拝客にも重宝されていることがわかりました。
午後1時40分、国内線ターミナルを出発。午後1時46分に高速道路に入ります。午後2時ちょうど、ディンデーン地区でもう一つのシーラット高速に。渋滞もなく至って順調。
午後2時5分、ペッブリー通りで一般道に降ります。その後はラーンルアン通り、ラチャダムヌーンクラーン通りと進路を西へ。
午後2時14分に民主記念塔に到着。
ロータリーをぐるっと4分の3回る形で今度はディンソー通りを北へ。突き当りを左折しプラスメン通りに入ります。最後にチャクラポン通りを南に下ると目的地のカオサン通り近く。
カオサンエリア最寄りのバス停はワット・チャナソンクラーム(チャナソンクラーム寺)前。警察署のあるカオサン通り西側です。午後2時20分カオサン通りに到着。
宿泊するゲストハウスがランブトリ通りなどカオサン北側エリアにある場合は、手前のバス停であるワット・ボウォニウェート前で降車するのもおすすめです(その場合も、事前に車掌に伝えておく必要があります)。
今回は一般道、高速道路共に目立った渋滞は無く、所要時間は国際線ターミナル出発から約50分、国内線ターミナル出発から約40分で済みました。
運賃は50バーツと安く、本数も30分おきにあるため使い勝手が非常にいいですね。また、高速を走る区間が比較的長いため渋滞の影響を受けにくいという点も長所ではないでしょうか。
ドンムアン空港~カオサンエリア間にはリムジンバスのエアポート・リモバス・エクスプレス(Airport Limobus Express)もありますが、こちらは150バーツもする上、走行ルートもA4バスとほぼ同じなので今後あえて利用する必要はないのかなと感じました。