タイ・ライオンエアが受託手荷物の規定を変更 国内線無料は10kgまでに

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タイの格安航空会社、タイ・ライオンエア(Thai Lion Air)が12月1日より受託手荷物(預け入れ手荷物)の規定を一部変更することを発表しています。

同社はLCCでありながらも無料で荷物を預けることができるのが特徴となっていますが、12月以降に予約した場合は国内線における許容量がこれまでの15kgから10kgに減少しますのでご注意下さい。

タイ・ライオンエアの無料受託手荷物規定

2017年11月30日まで
国際線:20kgまで
国内線:15kgまで

2017年12月1日以降
国際線:20kgまで
国内線:10kgまで

タイ・ライオンエア 手荷物に関する規定
タイ・ライオンエアfacebookページより

10kgを超える荷物についての追加料金は以下のようになっています。

5kgまで: 250バーツ
5~10kg: 350バーツ
10~15kg: 520バーツ
15~20kg: 690バーツ
(※国内線の場合)

なお、国際線についてはこれまで通り20kgで変更は無く、また機内持ち込み荷物についても7kg(サイズは40cm×30cm×20cm以内)のままです。

同じくタイのLCCノックエア(Nok Air)も、今年に入って一番安い料金プランでは受託手荷物を別料金に変更していて、それに続く動きと言えますね。

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個人的には最近の旅行では比較的大きめのスーツケースを持っていくことが多く、受託手荷物が無料というのは正直魅力です。

ただ、無料とはいっても乗客が荷物を持ち込めば持ち込むほど機体総重量は重くなり、結果として燃費は悪化していきます。そしてそれは当然、航空会社の燃料費に跳ね返って来るわけで、名目上は「無料」でも結局は航空券運賃の上昇という形で乗客に転嫁されるわけですよね。

運賃をできるだけ安くする代わりに乗客にとって必須でないものは別途料金を徴収するというのがLCCのそもそものビジネスモデルだったはずで、この原則に立ち返ればやはり荷物や機内食は有料とする方が理に適っているのかなと感じています。