タイ・ラオス間の鉄道、ビエンチャンまでの延伸工事が間もなく開始 2021年末完工予定

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タイ・ラオス両国は、ラオスのターナーレーン~ビエンチャン間の鉄道建設を開始することに合意・調印しています。

ターナーレーン駅で出発を待つタイ国鉄車両
ターナーレーン駅で出発を待つタイ国鉄車両

Laos, Thailand to start building railway extension into Vientiane – Vientiane Times

延伸区間は現在の終点であるターナーレーン駅からビエンチャン東部郊外のカムサワット地区までを結ぶもので距離は約7.5km。今年中に着工し、完成は2年後の2021年末を予定。

建設費用はこれまで同様にタイの周辺諸国経済開発協力機構(NEDA)の援助を受け、一部は無償提供されます。

現時点でのラオス国内の鉄道区間は約3.5km、この工事が完成すると総延長は11kmに。タイの首都バンコクとラオスの首都ビエンチャンがようやく一本の線路で結ばれることにもなりますね。



ターナーレーン駅
ターナーレーン駅

現在、ノーンカーイ~ターナーレーン間の鉄道は1日2往復。運賃は片道20バーツ。利用者は非常に少なく、列車出発前でも駅構内は閑散としています。

駅構内の様子
駅構内の様子