エアアジアグループは2019年8月9日予約分よりクアラルンプール国際空港(KLIA2)における空港使用料の徴収額を一部変更すると発表しています。
これまで同グループはアセアン域外へのフライトに対して50リンギットを徴収していましたが、8月9日より73リンギットに値上げされます。
クアラルンプール国際空港にはKLIAとKLIA2の2つのターミナルがあり、2018年7月の料金改定以降、アセアン域外へのフライトは両ターミナル共に73リンギットが正規の空港使用料となっています。

但し、エアアジアグループはこの料金改定に反発し、これまで一貫して50リンギットのみ徴収してきました。クアラルンプール国際空港を管理・運営するマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)はこの対応を不当としてエアアジアを提訴。結果、エアアジア側の主張が棄却されたことで今回の値上げに踏み切ることになったようです。
日本路線ではエアアジアX(AirAsia X)が運航するクアラルンプール発の羽田、関西、福岡、札幌の各路線が影響受けることになりますが、8月8日以前に航空券を購入済みの場合は空港使用料の差額を支払う必要はありません。
AirAsia to collect increased PSC demanded by MAHB under protest – AirAsia Newsroom
また、国内線(11リンギット)やアセアン域内(35リンギット)のフライトについても金額はこれまで通りで変更はありません。