タイを訪れる際に必要だった出入国カードが廃止される予定です。
地元メディアが政府関係者の話として報じているもので、それによると、訪タイ外国人旅行者は毎年数千万人にのぼり保管が大変な上、提出されたカードの情報が利用されることはこれまでほとんどなかったことなどを理由として挙げています。
GOV’T TO SCRAP ARRIVAL CARDS FOR FOREIGNERS, INTRODUCE TM30 APP | Khaosod English
“นักท่องเที่ยว” เฮ ไทยเตรียมยกเลิกใบ ตม.6 | Matichon Online
タイでは出入国カードはT.M.6(トー・モー・ホック)と呼ばれ、2017年に書式が現在のものに変更された際にも一時期廃止を検討。その際は結局タイ人のみが対象となり、外国人はこれまで通り提出が義務付けられていました。
正式な廃止日時はまだ発表されていませんが、これは朗報ですね。
記入・提出が面倒くさいということもありますが、カードの記入漏れなどのために入国審査場で時間がかかっているケースを何度も目にしているので、今後は入国の際の列の進みも多少は早くなるのではないでしょうか。
混雑がひどいスワンナプーム空港やドンムアン空港では列の途中にスタッフを配置して記入漏れや記入忘れをチェックしていましたがそういった必要も無くなります。
なお、東南アジアでは既にベトナム、マレーシア、インドネシアでは出入国カードが廃止されているほか、シンガポールでは条件によって電子入国カードも利用できるようになっています。
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