バンコクのBTS、12月5日で開業20年に

タイ初の都市鉄道としてバンコクのBTS(スカイトレイン)が開業したのが1999年12月5日。今年で20周年を迎えます。

当初、スクンビット線はモーチット駅~オンヌット駅間、シーロム線はナショナルスタジアム駅~サパーンタクシン駅間の運行で、駅数もわずか23駅。それが現在は全44駅、総延長も両路線合わせると50km以上へと倍増しています。

バンコクのBTS



開業当時ちょうどバンコクにいたのですが、地元の人たちがBTSを評してよく言っていたのが「運賃が高すぎるし、駅まで行くのが面倒だし、あんなの誰も利用しないよ」というものでした。

実際、当初はほとんどの駅にエスカレーターが無く、BTSを利用するためには階段を昇り降りしなければならないため、バスと比べて高い上に不便な乗り物という印象を多くの人が持っていたようです。

そのため、いつ乗ってもガラガラ。そんな車内で、切符をギュッと握りしめ落ち着かない様子でピカピカの椅子に座っていたタイ人の姿を今でもはっきりと思い出します。

当時の人たちに今のBTSの混雑ぶり、特に通勤・通学時間帯の様子を説明してもすぐには信じてもらえないでしょうね。「満員で乗れず、次の電車を待つしかないことだってあるんだよ」と。

今はラッピング広告が施された車両がほとんどで車内からの眺めも悪くなってしまいましたが、当時はそんなものは一切なく、いつもよりもちょっと高い位置から見るバンコクの街の風景はどこか新鮮でワクワクしたものです。