バンコクのMRTが環状線に 12月23日に4駅が開業

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バンコクのMRTブルーライン(MRT Blue Line)が2019年12月23日に延伸し、新たに4駅が開業。これによってタイの都市鉄道では初となる環状線が誕生します。

バンコク高速道路・メトロ社 (BEM)公式サイトより
バンコク高速道路・メトロ社 (BEM)公式サイトより

今回開通するのはタープラ駅(BL01)~シリントーン駅(BL06)間で、2020年3月29日までは試運転期間として運賃は無料(既存のタープラ駅から乗車する場合は一律16バーツ)。



タープラ駅 (Tha Phra, BL01)
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チャラン13駅 (Charan 13, BL02)
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ファイチャーイ駅 (Fai Chai, BL03)
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バンクンノン駅 (Bang Khun Non, BL04)
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バンイーカン駅 (Bang Yi Khan, BL05)
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シリントーン駅 (Sirindhorn, BL06)

(※太字が12月23日に開業する駅)

MRTブルーラインでは12月4日にも新駅4駅(BL06~BL09)が開業していて、こちらも同じく来年3月29日までは運賃無料。今回開通する分と合わせた8駅については3月29日までは午前10時~午後4時までの時間限定での運行となっていますのでご注意下さい。

バンコク高速道路・メトロ社 (BEM)公式サイトより
バンコク高速道路・メトロ社 (BEM)公式サイトより

上図でもわかるように、MRTブルーライン(駅名がBL)は厳密に言うと環状部とそこから延びる放射部を持つ路線で、タープラ駅(BL01)を始発として駅番号順に「6の字形」を描くような運行。環状運行ではありません。

今回開業する区間を含むバンポー駅(BL09)~タープラ駅(BL01)間の前面展望映像は以下よりどうぞ。

MRTブルーラインはバンコク旧市街、チャイナタウン、フアランポーン駅、シーロム、スクンビット、ラチャダピセーク、チャトゥチャック公園などを通る路線で、中心部では地下を走行。

チャイナタウンにあるMRTワットマンコーン駅
チャイナタウンにあるMRTワットマンコーン駅

ただ、路線が郊外に拡大するにつれBTSと同様の高架駅が増加し、以前のように「地下鉄」とは呼びづらくなってきていますね。