タイ、国際線で入国する全ての旅行者に対しT.8フォームの提出を義務付け

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タイ政府は、国際線を使って同国へ入国する全ての乗客を対象にT.8(ต.8, トー・ペー)と呼ばれる書類の提出を義務付けたことを明らかにしています。

※2020年3月17日午前0時更新
タイ政府観光庁のお知らせ内容が3月16日に再度修正されています。「タイ空港公社(AOT)は、3月13日時点で中国、香港、マカオ、韓国、イタリア、イランからタイに入国する方を対象にT.8と呼ばれる健康質問票の提出を義務づけていましたが、その後変更の告知が出され、3月16日(日本時間午後1時)時点で全ての渡航者が対象になりました。」とのこと。
【タイ】タイ入国時に関するお知らせ | 【公式】タイ国政府観光庁

記入・提出はタイ空港公社(AOT)などのアプリから行う必要があり、入力内容はタイへの入国日、利用便名、座席番号といったフライト情報と、氏名、国籍、年齢、パスポート番号、タイでの滞在先などの個人情報、そして最後に発熱、咳、下痢、発疹などの症状の有無となっています。

AOTアプリより
AOTアプリより
記入内容
記入内容

AOT Airportsアプリ詳細・ダウンロードApp Store / Google Play

このデータはタイ入国から14日間は保存され、期間中に万が一新型コロナウイルスの感染が発覚した場合でも追跡や濃厚接触者の調査が容易になるとのこと。

そもそもスマホを持っていない旅行者はどうするのかといった疑問もありますし(紙での提出も可能)、この制度が周知されるまでには時間もかかるでしょうから、今後実際にきちんと運用されるのかも含めて状況は非常に変わりやすいと思います。ご注意下さい。