タイ、7月以降に医療目的で入国した外国人は約730人

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タイでは7月より渡航制限を一部緩和し医療目的での入国も条件付きで許可していますが、この枠組みを利用して入国した外国人の詳細をタイ保健省が公表しています。

現在、政府から隔離施設(Alternative Hospital Quarantine: AHQ)として認可された病院は118か所、クリニックは36か所。

一例(バンコクパタヤ病院のAHQプログラム


9月18日時点での医療目的での入国者は計728人で、内訳は以下の通りとなっています。

空路入国(568人)
患者: 321人
付き添い者: 247人 

陸路入国(160人)
患者: 74人
付き添い者: 86人 

国籍別では中国人、ミャンマー、オマーン、カンボジア、オーストラリアがトップ5。

今後さらに2,270人の入国が許可される予定で、渡航目的としては一般的な疾病治療に加え、性転換手術や不妊治療も上位に挙がっています。保険省の試算によると、滞在費用や手術費などで計1億4100万バーツ(約4億7000万円)の収益が見込まれるとのこと。

なお、タイではさらなる入国制限緩和策の一環として10月からスペシャルツーリストビザ(特別観光ビザ)の発給も計画。こちらは観光目的の長期滞在者をターゲットにしています。

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